学会・NPO・団体


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「わかる・伝わる ハザードマップ」
に向けて 方針

 自治体等が作製する水害等ハザードマップ(「防災マップ」とも)には、洪水・内水・高潮・津波・土砂災害の種類があり、一般的には「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」という定義だ。その情報は……もっと見る


「防災小説」で災害想像力を養う

 自然災害をテーマとする小説は、基本的にはエンタテインメントとして刊行されることが多いが、なかにはエンタテインメントとしての第一級のクオリティを保ちながら、想像力をバネに科学を跳び越え、災害の不条理性を暴く優れたものもある。その想像力は同時に……もっと見る


「関東大震災映像デジタルアーカイブ」
公開開始

 国立映画アーカイブ(National Film Archive of Japan, NFAJ)と国立情報学研究所の共同研究として構築・開設し、国立映画アーカイブが運営する「関東大震災映像デジタルアーカイブ」(Films of the Great Kanto Earthquake of 1923)が、本年9月1日(関東大震災発災日、「防災の日」)、公開された。同アーカイブは、「巨大災害の実態と社会の変容を、現在の共有知にするためのウェブサイト」と銘打たれている……もっと見る


都市特性と災害リスク
「GNS」など新指標 次つぎ

 地盤工学会関東支部の研究委員会グループ(委員長:伊藤和也)が、自然災害に対する安全性指標「GNS(Gross National Safety for natural disasters)」の開発を進めている。経済分野で用いられるGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)、国民の幸福量指標であるGNH(Gross National Happiness *ブータンが提唱)のような統一指標を自然災害への防災減災対策にも適用しようというもので、都道府県レベルのGNSを、2015年、2017年に公表。また、2019年には、市町村レベルのGNSについて関東地方をとりまとめた……もっと見る


「電話リレーサービス」 始まる
防災と福祉 支援に組み込みたい

 耳が聞こえない人の通話を手助けする「電話リレーサービス」がこの7月1日から公的サービスとして始まった。聴覚障害者、難聴者、発話困難者(日本財団では「きこえない人」と表記)と、きこえる人(聴覚障害者等以外の人)との会話を、通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で“即時双方向”につながるサービスだ……もっと見る


防災テック:地下3次元地図
& 衛星防災・被害予測

 国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)地質情報研究部門の研究グループ(中澤 努・研究グループ長)が、東京都心部の地下数十メートルまでの地質構造を3次元で立体的に見ることができる次世代地質図「3次元地質地盤図~東京23区版~」を完成させ、去る5月21日から、ウェブ上で公開している。
  従来の平面の地質図では都市部の地下の地質構造を的確に表現することはむずかしかったが、今回、5万地点に及ぶ大量の調査データを独自に開発した3次元モデリング技術で解析することで、東京都心部の詳細な地下地質構造を立体的に可視化した……もっと見る


日本笑顔プロジェクト 平時を楽しみ、
有事に備え『nuovo(ノーボ)』

 2019年台風19号災害での長野県被災地支援からアイデアが生まれたという体験型アミューズメントパーク『nuovo(ノーボ)』。平時を楽しみ有事に備える日本初の施設で、『nuovo』とは「農業」+「防災」=「農防」だという。『nuovo』を展開する一般財団法人「日本笑顔プロジェクト」(長野県上小布施)では、47都道府県にこの体験型アミューズメントパークを展開し、有事の際には、全国ネットワークから最適に支援を行う体制を整える計画をスタートさせている……もっと見る


ぱらママ キャンピングカーで
『ひなんピング』

 女性の社会参画を支援するNPO法人「輝くママ支援ネットワーク『ぱらママ』」(岡山市)は、医療的ケアが必要な子どもの家族(医ケア児家族/医療的ケアが必要な子=生きるために日常的な医療的ケアと医療機器(気管切開部の管理、人工呼吸器の管理、吸引、在宅酸素療法等)が必要な子)の避難アシスト事業を進めている……もっと見る


国土地理院「イラストで学ぶ災害と地形」
水害リスクを知る

国土地理院が去る5月27日、「イラストで学ぶ過去の災害と地形」をウェブサイトで公開した。全国85カ所について、水害と地形の関係をイラストで説明したもので、知りたい場所と類似する地形を探すことで水害の危険性を確認できるというもの。地域防災で活動する人たちも自分が住むまちの身近な地形に潜む危険性を学び、想定外の災害を極力減らし、過去の教訓を生かして出水期に備えたい……もっと見る


地震保険料、大震災後初の下げ
(全国平均0.7%)

 損害保険の基準料率の算出や損害調査、保険データの収集・分析を行う損害保険料率算出機構は、地震保険の基本料率を全国平均で0.7%引き下げる届出を、去る6月10日付けで金融庁長官に行った。東日本大震災後、一貫して引き上げが続いていたが、最新の予測モデルを反映し、引き下げが可能と判断したもの……もっと見る


救急艇で救急搬送 オリパラに備えて

 新型コロナ感染症の蔓延で2020年の開催が2021年7月23日~9月5日開催に延期された東京2020オリンピック・パラリンピック(以下、「オリパラ」)――その開催には依然として不透明さが漂うが、開催日まで2カ月を切った去る5月26日、東京都江東区豊洲で「救急艇」の社会実装に向けた救急艇披露記者会見と搬送訓練が実施された。
 その趣旨は、オリパラ期間中、交通渋滞などで陸上救急が困難になった際に救急搬送が必要な患者を、ベイエリアの競技会場から昭和大学江東豊洲病院へ搬送しようというもの……もっと見る


『パステルキッズ防災BOOK』無料配布

 発達障害やグレーゾーンの子どもたちが生きやすい時代をつくるきっかけづくりをする専門サイト「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーション(東京都豊島区)は、熊本地震から5年、東日本大震災から10年の今年、改めて発達障害グレーゾーンの子のための災害への備えについて考えてほしいと、『パステルキッズへ安心を届ける防災BOOK』を作成した……もっと見る


もしもカンファレンス
全4回を無料オンライン配信

 こくみん共済coop〈全労済〉(全国労働者共済生活協同組合連合会)と一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインの3団体は、東日本大震災から10年、熊本地震から5年を迎える2021年に、これまでの災害対応の中で得た教訓と経験をもとにさらなる防災・減災の普及とネットワークづくりを推進すべく、渋谷区の後援のもと、地域、来街者、企業の共創による防災・減災の普及啓発活動『もしもプロジェクト渋谷(MOSHIMO PROJECT SHIBUYA)』を始動した……もっと見る


みえ防災・減災センター
子ども向け避難所イメージゲーム公開

 みえ防災・減災センターが、主に小学校高学年を対象に、災害が起こった時の避難所での生活をイメージでき、「避難所とはどのような場所か、避難所ではどういう課題が起き、それに対してどのような取組みがされているか」といった避難所の基本的な知識を楽しく学ぶことを目的としたカード・イメージゲーム「ひなんじょなんナン?」と防災DVDを製作、公開した……もっと見る


『みんなで翻刻』、
災害史+その時代環境“翻刻”へ

 本紙は4年前の2017年2月22日付けで「みんなでクラウド防災」と銘打って『みんなで翻刻』を紹介した。これは京都大学古地震研究会の活動の一環として企画されたプロジェクトで、「市民参加で地震史料を後世に残し、新たな史料発掘を」という趣旨でWebアプリ「みんなで翻刻・地震史料」を公開した。
 古い地震史料の翻刻(ほんこく=くずし字などで書かれている古文書を一字ずつ現代文字に活字化する作業)を可能とするパソコンやタブレット向けのWebアプリで……もっと見る


「災害食大賞 2021」エントリー開始

 一般社団法人防災安全協会主催「災害食大賞©2021」のエントリー受付が始まった。昨年の「災害食大賞©2020」はコロナ禍でやむなく中止となったが、本年はエントリー部門として、①うまみ部門、②アレルギー対応部門、③新製品・セット部門に加えて、新たに新しい日常備蓄として普及してきた④ローリングストック部門、⑤缶詰部門を設けて実施する……もっと見る


「ひかり拓本」データベース
プロジェクト

 風化した碑文を復元し、判読可能な画像でアーカイブすることを目的とする「ひかり拓本データベース」プロジェクトが、東北大学災害科学国際研究所などの研究者グループを中心に進行中だ。「ひかり拓本」とは、石碑の表面に刻まれた文字・文様などを、光源を変えて撮影した写真を合成して浮かび上がらせて、判読できるような画像にする技術……もっと見る


防災科研「bosaiXview」、
災害情報の全フェーズをカバー

 国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED/茨城県つくば市。以下「防災科研」)は、2021年3月から防災科研クライシスレスポンスサイト(NIED-CRS)を「防災クロスビュー:bosaiXview」(以下、「Xview」)に名称変更し、一般公開した。「Xview」において、「SIP4D」などにより共有された災害対応に必要な情報を集約し、統合的に発信していくとしている……もっと見る


続報
「3.11 防災教育と災害伝承の日」制定
賛同者募集

 本紙3月15日付けで既報の「『防災教育と災害伝承の日』制定 今村氏らが賛同者募集」の続報――この呼びかけは、東日本大震災が発生した3月11日を「防災教育と災害伝承の日」に制定しようというもので、東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長を代表・呼びかけ人に、戸田芳雄・日本安全教育学会理事長、河田恵昭・人と防災未来センター長、林 春男・防災教育チャレンジプラン実行委員会委員長、平田 直・防災教育普及協会会長、松浦律子・歴史地震研究会会長が共同代表として名を連ねる……もっと見る


大震災発生から24時間のツイートを
ジオタグ・マッピング

 2011年3月11日の東日本大震災発災から1年半を経た2012年9月12日~10月28日、東日本大震災ビッグデータワークショップ -Project 311-」が開催された。グーグル、ツイッター、朝日新聞、NHK、レスキューナウなどソーシャルメディアやマスメディアが中心となって、震災発生から1週間の間に実際に発生した震災関連情報・データを参加者に提供し、参加者はそれぞれの専門性に基づいてそれらデータを改めて分析することで……もっと見る


福島原発 民間事故調
「最後の報告書」

 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(船橋洋一理事長、以下「API」)編著の『福島原発事故10年検証委員会 民間事故調最終報告書』が、2月19日に、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(東京都千代田区)から刊行される。
 同報告書は、福島原発事故10年目の総括と未来への提言をまとめたもの……もっと見る


被災直後「衛生キット」を贈る A-PAD

 新型コロナウイルス感染症の流行にともない、災害時の避難や避難所における感染症対策が急務となっている。特定非営利活動法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン/代表理事:大西健丞 本部:佐賀県佐賀市)は去る11月6日、感染症から身を守る個人用の衛生キットを災害時に全国の避難所へ寄贈するための新たなプロジェクトを開始した……もっと見る


「災害アーカイブぎふ」プロジェクト、
地域連携でスタート

 岐阜県内の研究者や防災士らが「災害アーカイブぎふ」のホームページを11月28日に立ち上げた。地域の災害史を知って防災に役立ててもらおうという趣旨で進めるプロジェクトで、来年2021年に発生130年を迎える1891(明治24)年濃尾地震について、発災日10月28日の月命日に当たる11月28日に同ホームページを立ち上げ……もっと見る


日本環境リハビリテーション科学研究会(JSERS)
「防災・災害対策ユニット セミナー2020」

 『日本環境リハビリテーション科学研究会(JSERS)「防災・災害対策ユニット セミナー2020」』(主催=日本環境リハビリテーション科学研究会)が去る11月21日、zoom(パソコンなどを使って、セミナーやミーティングをオンラインでできるアプリ)配信で開催された……もっと見る


「グッドデザイン賞」に見る
『防災・復興』

 公益財団法人日本デザイン振興会は去る10月1日、「2020年度 グッドデザイン賞」に1395件の受賞を決定、同賞「ベスト100」も併せて発表した。「グッドデザイン・ベスト100」は、2020年度受賞対象のなかで、審査委員会によりとくに高い評価を得た100件で、「グッドデザイン金賞等特別賞」の候補となる。特別賞各賞の結果は10月30日に発表予定で、この間、オンラインによる「GOOD DESIGN SHOW」で「ベスト100」を含む受賞作品を閲覧できる(202010月1日〜11月30日)……もっと見る


外国人診療に役立つ
『やさしい日本語』

 順天堂大学、帝京大学、聖心女子大学は、東京の政策課題に連携して取り組む「東京都と大学との共同事業」(「SDGsの推進と持続可能な都市・東京の実現」)の一環として、e-ラーニング教材動画「医療で用いる『やさしい日本語』」を制作し、公開した。
 外国人診療に役立つ『やさしい日本語』の普及をめざして制作したもので……もっと見る


令和防災研究所――
第2回シンポ「令和の避難」を開催

 令和防災研究所(東京都千代田区。青山 佾(やすし)所長。以下、「令和防研」)は、「防災に関する研究」、「防災に関する情報の収集と提供」、「防災に関する啓発」、「防災士制度および防災士活動の強化に資する活動」の4つを事業の柱として2019(令和元)年5月に設立された。令和防研は昨年(2019年)9月23日に第1回設立記念シンポジウム「平成災害史の教訓と令和に向けた課題」を東京・千代田区で開催した……もっと見る


損保協会・防災科研
『 地震10秒診断』を公開

 一般社団法人日本損害保険協会(以下、「損保協会」)と国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下、「防災科研」)が連携して、災害関連データを活用したデジタルコンテンツ『地震10秒診断』を8月28日から公開している……もっと見る


防災科研
「災害リスクが一目でわかるマップ」
試験公開

 国立研究開発法人防災科学技術研究所が、洪水や土砂災害のリスクを一人ひとりが把握し、適切な判断や行動を支援する「災害リスクが一目でわかるマップ」を試験公開、同時に「身近な災害リポート」を募集中だ……もっと見る


東京接近台風 1.5倍
 より増す強度、より遅い移動速度

 気象庁気象研究所(茨城県つくば市)は、過去の観測データ等を用いて、日本に接近する台風の特徴の変化を詳細に調査した結果、過去40年で、東京など太平洋側の地域に接近する台風が増えていることが明らかになったと発表した。これらの接近する台風は、強度がより強くなっていること、および移動速度が遅くなっていることもわかったとしている……もっと見る


名古屋大
「大杉の年輪」から
気象災害史研究

 直近の報道(8月28日付け)に、名古屋大学の研究グループが近く、7月豪雨で倒れた岐阜県瑞浪(みずなみ)市大湫町の樹齢1200~1300年とも伝わる県天然記念物の神明大杉を活用し、過去千年間の気象の分析を始めるというものがあった。2、3年をめどに、大杉の年輪からこの地方の降水量や気温などを計測し、千年分のデータをとって、気候変動の研究に生かすというもの……


インフルエンザ×COVID-19(新型コロナ)
同時流行に備える

 日本感染症学会(理事長:舘田一博・東邦大学医学部教授)は去る8月3日、今冬のインフルエンザ流行と「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症、以下「新型コロナ」)の「同時流行」に備えた提言「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」をまとめ公表した……もっと見る


災害に備える
民生委員・児童委員

 朝日新聞7月26日付け「声」欄に「美談にしないで、民生委員の支援」という投稿があった。投稿者は自身が民生・児童委員(70)で、投稿内容は次のようなものだ(全文引用)――
 「熊本県などに大被害をもたらした豪雨災害。被災者支援で奮闘した民生委員についての本紙記事に違和感を覚えた。記事によると、民生委員は、腰の高さまで水が来ていながらも、被災者を自宅2階へあげて助けるなど、救援の様子は臨場感にあふれる……もっと見る


水害多発
戸建て「耐水性能」の確立へ

 日本建築学会が去る6月29日、「激甚化する水害への建築分野の取り組むべき課題~戸建て住宅を中心として~」と題する提言を発表した。
 近年急増する気候災害が都市活動や生活の脅威となってきていることから、同学会として、水害に絞って検討と議論を重ね、従来の建築の耐震性能、防火性能、耐風性能、耐雪性能、断熱性能などに並ぶものとしての「耐水性能」の確立に向けて、取り組むべき喫緊の課題をまとめた……もっと見る


「目に見えない被害」
水害の後片づけ

 7月上旬からの梅雨前線による大雨で列島各地は大きな水害に見舞われ、気象庁はこの災害を「2020(令和2)年7月豪雨」と命名した。7月末になってようやく梅雨明けの兆候が明らかになってきたが、8月以降はゲリラ豪雨をはじめ、台風シーズンを迎える。
 水害は河川の氾濫、土砂災害などによる人的被害、建物の損壊はもとより、水害の直接被害に続いて、「目に見えない被害」と呼ばれる「後片づけ時の感染症対策、衛生対策」が大きな課題となる……もっと見る


防災科研が
「ソラチェク」公開!

 国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下「防災科研」)が、首都圏のリアルタイム極端気象情報(雨・風・雷・ひょう)をまとめ、地図に重ねて閲覧できるシステム「ソラチェク」(SORA CHECK)を開発し、去る6月22日から公開・運用している……もっと見る


『こども食堂 防災マニュアル』
を作成・発行
防災士など市民リーダーも協力

 子どもに食事や居場所を提供する「こども食堂」の支援にあたる団体が、災害時の対応をまとめたマニュアルを全国で初めて作成した。防災マニュアルを作成したのは、各地の子ども食堂を支援する「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」……もっと見る


明治大学
「やさしい日本語」で
外国人向け情報を映像化

 明治大学国際日本学部・山脇啓造ゼミナールがこのほど、多文化共生の取組みの一環で、在日外国人住民に向けて、「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)」および「国民健康保険」に関する情報を“やさしい日本語”で表現した解説動画を制作し、公開した……もっと見る


京大防災研 多数の感染症指定医療機関が浸水エリアに

 本紙はこれまで何度か、わが国の河川洪水浸水想定区域に住む人口がこの20年間で大幅 に増えていることを報じてきた。新型コロナ感染症(COVID-19)が拡大状況にあるなか、京都 大学防災研究所・野原大督助教、角哲也教授らの研究グループが、全国の感染症病床を有す る372の感染症指定医療機関の浸水想定の状況を調査した……もっと見る


静岡大学が『静岡の大規模自然災害の科学』を出版

 静岡大学防災総合センターのセンター長・岩田孝仁教授、同理学部・北村晃寿教授、教育学部・小山真人教授が編者を務め、静岡大学教員が中心となって制作した『静岡の大規模自然災害の科学』(静岡新聞社・刊)が去る3月31日、出版された。
 静岡県の海溝型地震、内陸・直下地震、津波、火山噴火、土砂災害に関する科学的知見とその防災対策についてまとめたもので、静岡県において大規模自然災害をもたらしうる現象の最先端の科学的知見を普及することをめざしている……もっと見る


オンライン「低頻度巨大災害」シンポの逆説

 防災減災や災害復興を進めるための研究にはどういう分野がかかわってくるのだろうか――地震、津波、火山などの災害事象ごとの研究から、地球観測、気象、地盤、水工学、土木、建築、耐震、耐風、火災、救急医療、環境衛生、都市計画、海洋、地理、経済、情報、エネルギー、環境、歴史などなど、多くの研究分野が関係する。そうした研究成果は社会や行政に理解され納得され、人びとや政府がよりよい方向に動かなければ、つまり、社会実装化されなければ、問題は具体的に先に進まない……もっと見る


「防災教育学会」発足会を開催

 「防災教育学会」発足会(主催=防災教育学会)が去る3月29日、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス(兵庫県神戸市)で開催された。防災教育のこれまでの実践の整理・評価・質的向上、防災・安全教育カリキュラムの研究、地域の取組み支援などを追求するために、同学会を2020年4月に発足する……もっと見る


学習まんが 『少年少女日本の歴史』、全24巻を無料公開

 総合出版大手の株式会社小学館(東京都千代田区)が3月11日、 新型コロナウィルス感染症拡大による休校要請を受け、家庭学習を行う小・中・高校生への自宅学習支援として、学習まんが『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』(全24巻)電子版を無料公開した(4月12日まで)。
 『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』は発売以降、37年間を通じて人気を保ち、2020年に累計2020万部を突破した日本で最も売れている学習まんが……もっと見る


ジョイセフの活動報告冊子『経験共有会』

 世界の女性の命と健康を守るために活動している国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)は、2011年から日本の被災地で、ともに女性と母子に寄り添う支援を行ってきた保健師・助産師などの専門家とママたちとの「経験共有会」を実施してきた。このほど、その模様を『経験共有会 3つの災害 被災地の経験から学ぶ~東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨災害』として1冊(B5判・16ページ)にまとめた……もっと見る


ムービングハウスで「防災・家バンク」

 「防災・家バンク」とは、ムービングハウスを用いた応急仮設住宅の普及と社会的備蓄をめざす官民連携の取組みである。ムービングハウス自体もこれまであまり耳慣れない用語だが、ここでは、いわゆるトレーラーハウスやコンテナハウスとは異にしつつ(国際規格の海上輸送コンテナと形状・サイズは同じに設計)、「完成した一般住宅を応急仮設住宅として利用する」という……もっと見る


「震災伝承施設」を訪問・応援しよう

 東日本大震災の教訓を後世に伝える「震災伝承施設」登録制度は2018年度に創設され、申請に基づき震災伝承ネットワーク協議会(構成機関:東北地方整備局、青森県、岩手県、宮城県、福島県、仙台市)が登録を行っている。
 「震災伝承施設」とは、東日本大震災から得られた実情と教訓を伝承する施設で、次のいずれかの項目に該当する施設が該当する。
①災害の教訓が理解できるもの……もっと見る


体感型防災アトラクション in 中央区(神戸市)

 「体感型 防災アトラクション in 中央区」(主催=神戸市中央区役所、企画運営=株式会社フラップゼロα)が去る2月8日、神戸市勤労会館(兵庫県神戸市)で開催された。
「体感型 防災アトラクション」 は「第3回 国連防災世界会議(2015年3月)」での出展を皮切りに、全く新しい防災教育として誕生し、これまで関東・関西を中心に全国で開催され、約4万人が体験している(2019年3月現在)……もっと見る


今後迫りくる火山災害への対策研究

 2014年9月27日に発生した御嶽山噴火は、死者行方不明者63名を出す戦後最大の火山災害となった。しかし、この御嶽山噴火は水蒸気噴火という噴火現象の規模ではそれほど大きくない 噴火ではあったが、災害発生当日は天候もよく登山日和のため、多くの登山者が火口周辺にいるなかで発生した現象のため、多くの犠牲者を出す結果となった。
 このため、内閣府では2016年に活火山法を改正し、各活火山において火山防災協議会の設置とその協議会を中心とした火山災害対策を進めることとなった……もっと見る


ゲヒルンの「特務機関NERV防災アプリ」

 ゲヒルン株式会社(東京都千代田区)は、2019年9月1日(防災の日)に「特務機関NERV(ネルフ)防災アプリ」の提供を開始した。同アプリは、地震・津波・噴火・特別警報の速報や洪水や土砂災害などの防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づいて最適化して配信するスマートフォン用サービス。被害が予想される地域の居住者や訪問者などが的確に状況を認識し、迅速な判断・行動が取れるよう補助する目的で開発された……もっと見る


第1回 全国子ども防災作文コンクール 表彰

 災害時に子どもの命を守りたい、子どもたちの「生き抜く力」を育みたい、そういう思いから企 画され、誕生した第1回「全国子ども防災作文コンクール」(毎日新聞社後援、日本防災士会協力) の表彰式が8日、東京・千代田区の全国町村会館で開かれ、最優秀賞など小中高生16人の作品 が表彰された……


「ハザードマップ」避難所立地の最適化に活用を

 特定非営利活動法人地理情報技術研究所(東京都新宿区)は、2019年台風19号による長野市千曲川の洪水被災地区に対する調査を2019年10月15日~11月27日に行い、12月6日にその結果と分析を発表した。それによると、台風19号による長野市千曲川の洪水被災地区は、長野市洪水ハザードマップと見事に重なり合い、ハザードマップの重要性が立証されたとしている……


工学院大学、伝統的建造物の消防技術を産学共同で開発

 工学院大学建築学部の研究グループ(後藤治教授、田村雅紀教授、村上正浩教授)と、能美防災株式会社は、茅葺き屋根など伝統的建造物における発災時の延焼防止・燃焼抑制効果を持つ「高粘度液体」を用いた消防技術を産学共同で開発した。
 このところ、世界遺産「首里城跡」の上に復元されていた首里城(那覇市)全焼の衝撃に続いて、世界文化遺産登録・白川郷(岐阜県白川村)近くで物置小屋と配電設備小屋が全焼するなど、文化財等の防火体制・対策が大きな課題として急浮上している……


ジョイセフ、全国の被災地から 母子支援者が集結

 世界の女性の命と健康を守るために活動している国際協力NGOジョイセフは、2011年の東日本大震災以降、これまで日本の被災地において支援活動を実施してきた。そのジョイセフが来たる11月23日、ともに各被災地で女性・母子に寄り添う支援を行ってきた保健師・助産師、ママグループが一堂に会して、それぞれの経験を共有し、交流する「経験共有会」を愛媛県松山市のえひめ共済会館で開催する……もっと見る


酪農学園大学 GISを用いて台風19号による洪水状況を可視化

 酪農学園大学(北海道江別市)農業環境情報サービスセンターの金子正美教授(環境GIS 研究室)は、台風19号による各地の洪水の状況をGIS(地理情報システム)を用いて可視化す るシステムを構築し、ネット上で公開している。  このシステムでは、2019年10月に広域で被害をもたらした台風19号について、洪水前後の 衛星画像を画面中央のバーを移動させることにより、浸水域を確認できる……もっと見る


”調査のインフラ” 「LINEリサーチ」 ICTを防災に活かせ

 LINE株式会社(東京都新宿区)は、同社が参画するAI防災協議会と共同で、台風19号の被害状況に関する調査をスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で実施、その結果をまとめ先ごろ公表した。
 AI防災協議会は本年6月18日に設立され、政府が情報提供するなど、産・官・学連携の組織。内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)で研究開発されている「人工知能(AI)技術やSNS等を活用した災害時情報収集」のしくみ構築の一環となる……もっと見る


図書館総合展で防災科研が「災害と図書館」イベント(11月13日開催)

 第21回図書館総合展が来たる11月12日〜14日の3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催される。図書館総合展は、図書館関連業界で最大のトレードショーで、館種を超えた図書館界全体の交流・情報交換の場となっている。また、学習環境・情報流通に関する技術と知見を発表する場で、都市計画・行政関係、教育関係、出版をはじめとするメディア・情報関連産業を巻き込むイベントに成長している。
 国立研究開発法人防災科学技術研究所は、図書館総合展において被災経験の継承が防災力の向上につながることを期して……もっと見る


台風19号 三陸鉄道ローカルインフラ被害

 台風19号被害を概観すると、河川が大河川の氾濫のいっぽう、中小河川の”反乱”を見たのと 同様、鉄道も主要幹線に加えて、ローカル線が各地で多く被害を受けた。JR東日本の中央本線、 両毛線、水郡線、東北本線、磐越東線、八戸線、吾妻線、飯山線などのほか、東武鉄道の佐野線、 しなの鉄道、上田電鉄、阿武隈急行、そして箱根登山鉄道などが大きな被害を受け、いまなお復 旧工事、早期運行再開に努めているところだ……もっと見る


大学キャンパス=一時避難所が防災セミナー会場

 追手門学院大学(大阪府茨木市)は、地域住民の一時避難場所になっている新キャンパス・茨木総持寺キャンパスで、地域・茨木市・大学連携による防災セミナーを11月17日に開催する。この防災セミナーは、一時避難場所になっている同大学の茨木総持寺キャンパスを地域住民に知ってもらい今後の災害時の避難、防災・減災に役立ててもらおうというもので、一時避難所としての防災セミナー会場を周知するユニークな試みとなる……もっと見る


芝浦工業大学の「防災遠足」に 東京・墨田区の地域住民が参加

 芝浦工業大学(東京都港区)の学生プロジェクト「すみだの“巣”づくりプロジェクト」は、去る9月21日、東京都墨田区東向島・鐘ヶ淵で、一時集合場所から避難場所まで観光スポットを巡りながら歩く「防災遠足」を実施した。
 実際に地震が起こったときに災害弱者になりやすい小学生17名やお年寄り24名などをはじめ、地域から117名が参加。一時集合場所のふじのき公園、東向島ふじ公園、鐘ヶ淵駅西口から3グループに分かれ、防災について学び、地域の魅力を再確認しながら広域避難場所である「東白鬚(ひがししらひげ)公園」へまち歩きを行った……もっと見る


第13回「キッズデザイン賞」受賞作品発表

 NPOキッズデザイン協議会は去る9月25日、第13回「キッズデザイン賞」の受賞作品263点の中から、最優秀賞、優秀賞など優秀作品33点を発表した。最優秀賞である「内閣総理大臣賞」は、Terada3DWorksの「フライングディスク運動型STEAM教育プログラム」が受賞した……もっと見る


Mellow 災害時フード支援ネットワーク 『フードトラック駆けつけ隊』を発足

 日本最大級のモビリティビジネス(移動販売)・プラットフォーム「TLUNCH」(トランチ)を展開する株式会社Mellow(メロウ)は去る9月1日「防災の日」から、TLUNCHの提携フードトラック事業者と連携した社会貢献プロジェクトとして、災害時フード支援ネットワーク『フードトラック駆けつけ隊』を発足した。フードトラックとは、いわゆるキッチンカーなどとくに食品の調理を目的とした設備を備える車両を言う……もっと見る


令和防災研究所 第1回シンポジウムより

 設立からほぼ5カ月となる去る9月23日、令和防災研究所は設立記念シンポジウム「平成災害史の教訓と令和に向けた課題」を、東京・千代田区の全国都市会館に約300名の聴講者を集めて開催した。
 シンポジウムは青山佾所長(明治大学名誉教授、元東京都副知事)の挨拶に始まり、「1部:発表」(同研究所理事/研究員による研究ブリーフィング)のあと、ゲストスピーカーとして浦野 修・NPO日本防災士会会長による「日本防災士会の活動」の講演、「2部:パネルディスカッション」の構成……もっと見る


危機管理産業展(RISCON)2019 リポート

 「危機管理産業展)2019(RISCON TOKYO 2019/SEECAT‘19」(主催:株式会社東京ビッグサ イト、特別協力 : 東京都)が10月2日〜4日の3日間、本年4月に開設された青海展示棟(東京ビッ グサイト。東京都江東区)で開催された。同運営事務局の入場者速報では3日間の延べ来場者数 は1万8486人で、前回実績から約4%減だった。
 同展示会は、危機管理に関わるわが国最大級のビジネストレードショーとして2005年に第 1回を開催、第15回となる今回は「防災・減災ゾーン」、「セキュリティゾーン」、「事業リスク対策 ゾーン」の主要3分野に加え、「サイバーセキュリティワールド’19」、「PPE・労働安全フェア’19」、 「気象ビジネスサミット’19」が特別併催企画。今回は会場を東京ビッグサイト展示会場から青 海展示棟(東京ビッグサイト)へ変更して全300社450小間を配置・構成した。また、特別併催企 画展として「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’19」も同時開催……もっと見る


大学共同講座「2019年度インターカレッジ西宮 第4回」

 「2019年度インターカレッジ西宮 第4回」(主催=西宮市大学交流協議会・西宮市)が去る9月26日、西宮市大学交流センター(兵庫県西宮市)で開催された。大学共同講座は専門分野の講義をリレー式で行うもので、今回の共通テーマは「変容する災害に備えて 防災・減災、復旧・復興」……もっと見る


大学共同講座「2019年度インターカレッジ西宮 第3回」

 「2019年度インターカレッジ西宮 第3回」(主催=西宮市大学交流協議会・西宮市)が去る9月19日、西宮市大学交流センター(兵庫県西宮市)で開催された。大学共同講座は専門分野の講義をリレー式で行うもので、今回の共通テーマは「変容する災害に備えて 防災・減災、復旧・復興」……もっと見る


聖心女子大 身近なチャレンジとしての気候変動

 聖心女子大学グローバル共生研究所(東京都渋谷区)は、地球規模課題である気候変動を展示テーマに、2年間(2019年4月から2021年3月まで)・4回に分けて異なるトピックに焦点を当て、多角的にアプローチしている。本年4月から8月にかけて行われた第1弾「ファッション×気候変動」では、Tシャツなどの身近なファッションが、いかにして気候変動と関わっているかを紹介した。
 このほどスタートした第2弾(2019年9月5日〜2020年4月28日)は、「女性と社会的弱者にとっての気候変動」がテーマとなっている……もっと見る


「爆弾低気圧」 世界初、急発達メカニズムを解明

 立正大学、九州大学、海洋研究開発機構、名古屋大学の共同研究チームは去る6月、2018年1月4日に米国東方海上で発生した「スーパー爆弾低気圧」事例を研究、その発達要因を世界で初めて解明したと発表した。この「爆弾低気圧」は従来の低気圧発達理論では説明できないほどの急発達を遂げ、暴風や大雪となって甚大な被害をもたらした。
 研究チームは、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」上で雲の詳細を再現できる数値モデルを用いて、海洋上で発達する低気圧の詳細な構造をシミュレーションし、その結果を分析……もっと見る


地下街での避難誘導、駅の案内ロボット…情報最先端!

 台風による運休計画や事故による運休など、このところ鉄道などの公共交通機関の利用者向け情報提供をめぐる話題が多いなか、先ごろ、東京都内の鉄道駅での災害情報や利用提供をめぐる情報サービス開設のニュースが続いた。
 そのうちひとつは、東京駅八重洲地下街「メイン・アベニュー」に設置された52面のデジタルサイネージ、および3面マルチディスプレイを使用した、緊急地震速報や防災メールに連動した災害関連情報の自動配信開始のニュースだ……もっと見る


京大など研究グループ 「スロースリップ」が巨大地震連動を止めた(!?)

 プレート境界がゆっくり滑って起きる「スロー地震」について、京都大防災研究所などの研究グループが日本海溝周辺の詳細な分布図を初めて作成した。スロー地震の多発地域は東日本大震災で断層が大きく滑った震源域を挟む形で南北に分布していることから、急激な断層破壊を食い止めた可能性が高いという……もっと見る


関西大学:高槻「安全ミュージアム」に「災害マンガ・絵本コーナー」

 関西大学高槻ミューズキャンパスでは、学生ならびに地域への防災啓発の取組みとして、本年7月、「災害マンガ・絵本コーナー」を構内の地域開放エリア「安全ミュージアム」内に設置した。
過去の災害を忘れず、教訓として未来に生かしたい、という強い想いを込め、学生、地域住民に防災への意識向上を促し、地域防災力アップをめざす趣旨だ……もっと見る


日本福祉大学 潜在看護職を活用、地域ネットワーク構築へ

 南海トラフ地震の危機感が高まる中で、愛知県西部、名古屋市や豊明市、刈谷市の南に突き出した知多半島では、大規模広域災害時に外部からの救助が到着するまでに時間を要することが懸念されている。
 日本福祉大(愛知県美浜町)はこのほど、「潜在看護職を活用した新たな地域包括ケアと災害にも強い地域ネットワークを築く調査・研究事業」を課題名として、厚生労働省令和元年度老人保健健康等増進事業に採択されたとして、看護師などの免許を持ちながら就業していない潜在看護職人材の発掘に乗り出すことを発表した
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関西観光本部 訪日外国人向け情報サービスを開設

 近畿地方を中心に地方自治体や経済団体でつくる関西観光本部(大阪市)は去る7月24日、訪日外国人客向けにリアルタイムで関西の観光情報を発信するインターネットサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE KANSAI」(以下、「LJPG KANSAI」)を開設した……もっと見る


日本公衆電話会 「こども手帳」の配布

 小学生の8割が公衆電話を使ったことがないと言われるが、公衆電話からの緊急通報のかけ方の啓発や、災害時優先電話で災害時につながりやすいこと、災害用伝言ダイヤル171の啓発など、公衆電話を通じて社会貢献活動を行っているのが公益財団法人日本公衆電話会だ……もっと見る


ICT・AIによる被害推計システム開発、続々…

 自治体が発令する避難指示・勧告の”空振り”への好意的な理解はだいぶ進んでいるようではあるが、災害発生リスク情報の精度は高ければ高いほどいいのは言うまでもない。いま、高度に発達したICT(情報通信技術)やAI(人工知能)技術にこれまでに蓄積された各種防災関連ビッグデータをかけ合わせて、地震や水害の被害予測システムの開発が進行中だ……もっと見る


「全国子ども防災作文コンクール」 日本防災士会が協力

 コンクールの開催目的は、まず「子どもの命を守る」こと。「公園で遊んでいたり、一人で家にいるときに突然の災害が起こっても、自ら判断して命を守る行動ができるように、日頃から考え、調べ、話し合うことで、災害に備えてほしい」との願いによる……もっと見る


地域防災の情報ツール 防災科研の「地域防災Web」

 国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED/茨城県つくば市、林春男・理事長。以下、「防災科研」)は、「災害リスク情報プラットフォームの研究開発」の一環として「eコミュニティ・プラットフォーム」(以下、「eコミ」)の研究開発を行ってきた。その成果は地域の協働を促す情報共有システム「地域防災Web」をはじめ、WebGISシステムや地理空間情報の相互運用基盤システムとして社会実装が行われているところだ……もっと見る


「障がい者の防災について」 学んだ課題をからだで検証する

 「障がい者の防災について」(主催=特定非営利活動法人かめのすけ、受託=認定特定非営利活動法人日本災害救援ボランティアネットワーク)が去る6月15日、西宮市立勤労会館(兵庫県西宮市)で開催され、NPO法人かめのすけのスタッフ、学生、一般などを含む約25人が参加した……もっと見る


“被災経験者”の「防災・災害意識と住まい調査」

 積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関である株式会社住環境研究所(東京都千代田区)が先ごろ、「防災・災害意識と住まい調査」を実施し、結果をまとめた。これは、過去 5年以内に戸建持家を取得した人で“被災経験がある人”、および住宅の取得を計画していて“被災経験がある人”を対象として……もっと見る


「令和防災研究所」発進!

 「令和防災研究所」(東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館7階。青山 佾所長)が去る5月1日付けで設立され、同20日、東京都千代田区の主婦会館プラザエフで設立記者会見およびレセプションが開催された。
 令和防災研究所定款によれば、研究所の事業は「防災に関する研究」、「防災に関する情報の収集と提供」、「防災に関する啓発」、「防災士制度及び防災士活動の強化に資する活動」の4つが柱……もっと見る


早稲田大学など:リアルタイムな都市浸水予測が可能に

 早稲田大学では、東京都23区で発生する都市浸水をリアルタイムで予測するシステムを開 発、社会実装が可能として、東京都23区を対象に本年6月末までに文部科学省のDIAS(デー タ統合・解析システム)上で試行運用を開始する予定であることを発表した……もっと見る


障害者の状況と支援者の活動を描く劇映画 『星に語りて~Starry Sky~』

 映画『星に語りて~Starry Sky~』は、日本の障害のある人たちが“地域で働く・活動する・生活する”ことを応援する共同作業所の全国組織である「きょうされん」が結成40周年記念として企画、製作した劇映画だ……もっと見る


●ケーススタディ「わがまちの防災」②:都立片倉高等学校の宿泊防災訓練体験

 都立片倉高等学校(門馬 誠・学校長)は片倉台地域の住宅団地開発と同時期の1972年(昭和47年)開校で、48年目になる普通科と造形美術コースを有する特色のある高校(共学)である。この片倉高校で、4月9日に入学したばかりの1年生319人を対象とする宿泊防災訓練が去る4月19・20日、同校教育の一環として実施された……もっと見る


●ケーススタディ「わがまちの防災」①:片倉台自治会「行動順序カード」による訓練

 片倉台自治会は、2015年4月に都内初の中核市となった人口56万人の八王子市の南東部に位置し、1970年代に開発が始まった戸建て住宅団地の自治会である。1545世帯4198人(2018年9月調査)を擁し、住民の高齢化率は40%を超えている。住宅は新築・リフォームが進むが旧耐震建築住宅は約45%(2018年5月13日住民アンケート)700戸あり……もっと見る


●防災を読み解くキーワード:「ハラル食」

 わが国の外国人受け入れの本格化、インバウンド観光の活性化に伴い、災害時の外国人支援が大きな課題となっている。「やさしい日本語」の活用や防災啓発の動きが活発だが、とくに在住外国人が増え、在留が長期化することで、逆に防災での彼らの主体的な役割が期待されることにもなる……もっと見る


JVOAD「第4回 災害時の連携を考える全国フォーラム」、5月21日・22日開催

 特定非営利活動法人「全国災害ボランティア支援団体ネットワーク」(JVOAD)が来たる5月21日~22日の2日間、「第4回 災害時の連携を考える全国フォーラム」を東京都墨田区の国際ファッションセンターで開催する。
 今回のフォーラムでは、連携・協働をベースに「災害支援の文化を創造する」をメインテーマとして掲げ、災害時に直面した課題に対して解決につなげていくための提言・啓発、その礎を生み出すことを趣旨としている……もっと見る

< 2019. 04. 19. >


京都大学古地震研究会『みんなで翻刻』成果公表

 本紙が2017年2月22日付け「衆知を集めて「クラウド防災」=2=」で取り上げた京都大学古地震研究会。同研究会を中心に開発・運用する市民参加型のオンライン地震史料翻刻プロジェクト『みんなで翻刻』が、東京大学地震研究所図書室が所蔵する資料のうち「古文書」に分類され、デジタル画像が撮影されたもの495点のすべてについて解読を完了したとして、その成果の概要を去る3月27日、公表した……

< 2019. 04. 15. >

熊本大学と大和ハウスグループ 応急仮設住宅の早期提供をめざす共同研究契約を締結

 国立大学法人熊本大学(熊本市)と大和ハウス工業株式会社(大阪市)、大和リース株式会社(大阪市)は去る4月10日、応急仮設住宅の早期提供をめざした共同研究契約を締結した。
 各都道府県は市町村と連携し、災害発生から応急仮設住宅が被災者に供給されるまでの期間を短縮するために、事前に建設候補地の選定や建設計画の整備等を実施しているが、災害の規模や様態により、応急仮設住宅の着工がスムーズに運ばず、着工までに時間を要する場合がある……もっと見る

< 2019. 04. 14. >


日本赤十字社の「平成の災害と赤十字」展

 日本赤十字社(本社:東京都港区、以下、「日赤」)は、平成の30年間に発生した災害を振り返りながら、人びとに防災に関する意識を高めてもらう目的で企画展「平成の災害と赤十字 ~語り継ぐ 過去から学び、未来に活かす~」を、2月19日から3月29日まで開催する。
 そのオープニングイベントとして2月19日に、「平成の救護活動から学び、新時代の支援を考える」と題したトークセッションと、企画展ガイドツアーを行う。
 平成の30年間は、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、そして昨年(2018年)西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震など、多くの自然災害が発生した時代だった……もっと見る


武庫川女子大学「防災シンポジウム」 ―考えておかなければいけないこと―

 「防災シンポジウム」(主催=武庫川女子大学・地域貢献推進委員会)が去る12月8日、武庫川女子大学・日下記念マルチメディア館1階、メディアホール(兵庫県西宮市)で開催され、学生、一般などを含む約100人が参加した。
 近い将来、発生する可能性がある南海トラフ地震について、「考えておかなければいけないこと」をテーマとしてシンポジウムを開催した……もっと見る


「阪神大水害デジタルアーカイブ 公開イベント」 阪神大水害から80年~個人の記憶を社会の記憶に~

《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
 「阪神大水害デジタルアーカイブ公開イベント」(主催=阪神大水害80年行事実行委員会)が去る11月24日、兵庫県看護協会(兵庫県神戸市中央区)で開催され、生徒、学生、一般、当日参加などを含む約370人が参加した……もっと見る


「インクルーシブ防災国際フォーラム」本紙・片岡リポーターがパネリストに

《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
 「障害・すべての人のためのインクルーシブ防災 国際フォーラム2018」(主催=国連ESCAP)が去る10月30日、淡路夢舞台国際会議場アンフィシアター(兵庫県淡路市)で開催され、アジア防災会議参加者、学生、一般などを含む約70人が参加した……もっと見る


「【1/10 Fukushimaをきいてみる】上映会@大阪」を見て、聞いた

《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
 「【1/10 Fukushimaをきいてみる】上映会@大阪」(主催=義岡翼氏・NPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワーク)が去る10月6日、space korallion(大阪府大阪市淀川区)で開催され、2011年3月に発生した東日本大震災の被災地である福島県に関心を持つ約30人が参加した……もっと見る