国土交通省「大規模水災害に関するライムライン(防災行動計画)の流れ」より

 朝日新聞9月16日付け「声」欄に「災害直撃時も『日常通り』必要か」という投稿が載った。市場勤務の55歳男性(愛知県在住)の投稿で、大型台風が上陸する早朝、大手コンビニ向け食品配送の仕事に就いていた彼は、台風が上陸する早朝、普段通りの出発を命じられた。先輩から「時速30km以上は出すな、横転するぞ」、「冠水に差しかかったら突っ切れ」などの注意を受け、配送業務に就いたが、運転中は恐怖を覚えるほどの猛烈な風雨で……

ウェザーニュースの「台風24号-予想進路」より(2018年9月28日公表)

 6月(18日)の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、続いて“災害級の猛暑”、8月の台風21号、9月(6日)の北海道地震、9月末から10月初めにかけての台風24号、続いて日本海を北東に進んだ大型の台風25号――。日本は5カ月連続で、大規模な自然災害と、それぞれ新たな“想定を超えた災害”に見舞われるという異常事態をみた……

津波記憶石27号-岩手県大船渡市-吉浜地区

 「津波記憶石プロジェクト」という東日本大震災被災地支援プロジェクトがある。「津波記憶石」とは、津波石(津波によって岸に打ち上げられた大岩)+記憶からの造語で、世界や日本のデザイナー、彫刻家、また津波被災地の人たちが津波の痕跡をアートにして事実と教訓を石に刻み、後世に伝えていこうというもの……