「第23回 震災対策技術展 横浜」(事務局:エグジビションテクノロジーズ株式会社)が去る2月7・8日の2日間、パシフィコ横浜(横浜市)を会場に開催され、多くの防災関係者・一般来場者でにぎわった。同展は阪神・淡路大震災の2年後の1997年に始まった日本で初めての防災見本市で、以降、開催地を増やして毎年開催されている。
 同事務局によると、今回の来場者数は1万9051人(昨年から2%増)。昨年2018年が「災(わざわい)の年」であったことを受けて、展示会場は地震対策から津波、水害、土砂災害などの自然災害対策や、避難所関連用品、災害トイレ、非常食、発電機、テント・シェルター、浄水器、通信・情報システム、安否確認システム、家具転倒防止製品、防災グッズなど、多彩な構成・展開を見せた……

 日本赤十字社(本社:東京都港区、以下、「日赤」)は、平成の30年間に発生した災害を振り返りながら、人びとに防災に関する意識を高めてもらう目的で企画展「平成の災害と赤十字 ~語り継ぐ 過去から学び、未来に活かす~」を、2月19日から3月29日まで開催する。
 そのオープニングイベントとして2月19日に、「平成の救護活動から学び、新時代の支援を考える」と題したトークセッションと、企画展ガイドツアーを行う。
 平成の30年間は、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、そして昨年(2018年)西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震など、多くの自然災害が発生した時代だった……

文・料理:大塚 環(本紙特約ライター/防災士)
 3000m級の山々・立山連峰と日本一深い谷・黒部峡谷を有し、特別天然記念物の雷鳥が日本で最も多く棲む富山県。保安林率は77.7%と全国1位、植生自然度も本州1位とダイナミックな自然に恵まれ、立山・剱岳にある万年雪は2012年に日本初の「氷河」と認定されました(富山県ホームページ、以下HP 変化に富んだ自然と豊かな水他参照)。また雪深き里として知られる藁葺き屋根の五箇山合掌造り集落(南砺市)は世界文化遺産に登録され、世界中から観光客が訪れる人気の観光地となっています。豪雪地帯である富山県は……

大阪市西区役所の「津波浸水どうぶつものさし」より

 2015年4月25日ネパール地震発生の折り、本紙は5月5日付けでその概要を速報で伝え、米国地質調査所(USGS)が発災と同時にネット上で公開した死者・経済被害の予測のインフォグラフィックス(infographics:情報、データ、知識を視覚的に表現したもの)を紹介した……

 世界経済フォーラム(WEF。本部スイス・ジュネーブ)は去る1月15日、1月22日から開催される年次総会(通称「ダボス会議」)に向け、「グローバルリスク報告書(The Global Risks Report)2019」を発表した。
 WEFは世界の大手企業などで組織する民間団体で、毎年1月にスイスのダボスで開催される年次総会・ダボス会議には、世界の主要な企業家や各国政財界人、学者、非政府組織NGOが集まり、世界が直面する問題を明らかにして意見交換し、経済人もまた世界の幅広い問題に目を向け、課題解決に向けて取組みを促すことを目的としている……

文・料理:大塚 環(本紙特約ライター/防災士)
 愛知県は日本の中央に位置し、人口748万4094人(2015年10月1日現在)と全国で第4位(東京、神奈川、大阪の次に多い)、中でも名古屋市は232万2250人(2018年12月1日現在)と中部地方最大の人口を誇る大都市です(名古屋市ホームページ、以下HP 「名古屋市の人口」参照)。また、トヨタ自動車など日本を代表する大企業があり、「ものづくり」が盛んな土地でもあります。今回は、そんな愛知の過去の災害の中から被害が大きい地震と風水害を取り上げます……

《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
 「防災シンポジウム」(主催=武庫川女子大学・地域貢献推進委員会)が去る12月8日、武庫川女子大学・日下記念マルチメディア館1階、メディアホール(兵庫県西宮市)で開催され、学生、一般などを含む約100人が参加した。
 近い将来、発生する可能性がある南海トラフ地震について、「考えておかなければいけないこと」をテーマとしてシンポジウムを開催した……

《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
 「阪神大水害デジタルアーカイブ 公開イベント」(主催=阪神大水害80年行事実行委員会)が去る11月24日、兵庫県看護協会(兵庫県神戸市中央区)で開催され、生徒、学生、一般、当日参加などを含む約370人が参加した……