BIMを利用した応急仮設住宅の配置計画案の自動作成の流れ(イメージ)

 国立大学法人熊本大学(熊本市)と大和ハウス工業株式会社(大阪市)、大和リース株式会社(大阪市)は去る4月10日、応急仮設住宅の早期提供をめざした共同研究契約を締結した。
 各都道府県は市町村と連携し、災害発生から応急仮設住宅が被災者に供給されるまでの期間を短縮するために、事前に建設候補地の選定や建設計画の整備等を実施しているが、災害の規模や様態により、応急仮設住宅の着工がスムーズに運ばず、着工までに時間を要する場合がある……

三陸鉄道リアス線開通

 東日本大震災から8年、復興のシンボルとして三陸鉄道(以下「三鉄」)リアス線が去る3月23日開通、一般乗車が翌24日から始まった。三鉄の経営は開通前から心配されているが、三陸復興の成否を握るとも言われる。本号では、本紙の三鉄支援の意思表示を兼ねて、「三陸鉄道を勝手に応援する会・三鉄黒字化プロジェクト」座長の齋藤徳美先生(岩手県東日本大震災津波復興委員会・総合企画専門委員会委員長)から特別寄稿をいただき……

「三陸復興国立公園」HPより

 本年(2019年)は「ラグビーワールドカップ2019」が9月20日から11月2日に釜石鵜住居復興 スタジアム(釜石市)など全国12会場で開催される。ワールドカップともなると三陸は世界的に注 目されることになる。
 これに先立ち、「三陸防災復興プロジェクト2019」が6月1日から8月7日(計 68日間)実施される……

 「WEB防災情報新聞」は2008年の開設以来10年を経過し、このたび心機一転、新サイト「BJS防災情報新聞」を開設いたしました。サブタイトルは、「WE-BJS」(WebとWe、BJS=防災情報新聞の頭文字の組み合わせ)としています。”WE-BJS”を愛称としていただければ幸いです。
 なお、これまでの「旧 WEB防災情報新聞」サイトの全データは旧サイトにそのまま維持され、サイト中リンク等も活きています……

VR革新機構による防災と福祉の連携を推進するためVRフォトを活用した「バーチャル避難訓練」プレスリリースより

 復興庁の後継機関として防災庁の設置が議論されているという。災害対策は被災して初めて”足らざるを知る=想定外を知る”という側面があることは確かだが、災害の多いわが国でありながら、その災害対策は後追いの批判はかねてから根強くある。その遠因として縦割りの行政機構、あるいは前例踏襲の発想から抜けられないという陥穽もあるように思える……

CLIPBOARD ~2019. 02. 28.
【官庁情報】
▼内閣府:東日本大震災八周年追悼式について 内閣総理大臣の談話
内閣総理大臣の談話「国民の皆様へ」(黙とうのお願い)
(2019.01.22.)
 東日本大震災から8年となる3月11日午後2時46分に、それぞれの場所において黙とうを……

熊本県の防災啓発動画「くまモン棋士の'必殺3手'」より

熊本県のゆるキャラ「くまモン」は、押しも押されぬ人気No.1のゆるキャラとなっていることに 異論はないだろう。そのくまモンが、熊本地震の経験を踏まえて、県民に自助の取組みを推奨する県の啓発動画『災害に対する自助力アップ!くまモン棋士の”必殺3手”~とめて・ためて・きめて~』に将棋の棋士に扮して登場する……

 最上川左岸に位置する山形県長井市館町南・北地区の住民と国土交通省などが、最大規模の洪水に伴う浸水被害に備えて作成を進めてきた「まるごとまちごとハザードマップ(被害予測地図)」が完成し、想定浸水深と避難場所を示す標識の取り付け作業が19日、現地で行われたというもの。
 この地区は約600世帯の住宅密集地で、最上川水系の洪水浸水想定区域では、1.5m前後の浸水が予想されているのだという……

 掃除を通して生活文化の発展、産業の発展につながる実践をした組織、個人を表彰するおそうじの全国大会「掃除大賞2019」(一般財団法人日本そうじ協会主催)で、文部科学大臣賞に株式会社アイワ工業(愛知県)、環境大臣賞に株式会社タカヤマ(埼玉県)、厚生労働大臣賞に旭建設株式会社(千葉県)が選出された。表彰式は来たる2月26日に日本橋公会堂で開催される。
 掃除大賞とは珍しいカテゴリの顕彰だが、環境、労働災害とも関係づけられている。家庭防災もオフィス防災も「防災は整理整頓から」とも……