本紙は去る8月16日付けで、「気象庁HPにウェブ広告掲載へ」と題して、「国民の安全・安心を支える気象庁HP 広告掲載は是か非か」とリポートした。そのなかで、気象庁ホームページ(以下、「HP」)での広告掲載の背景を、「大規模災害が相次ぎ、観測強化や情報発信などの費用がふくらむなかで、予算が増えないという厳しい財政状況があるようだ」とした……
令和防災研究所(東京都千代田区。青山 佾(やすし)所長。以下、「令和防研」)は、「防災に関する研究」、「防災に関する情報の収集と提供」、「防災に関する啓発」、「防災士制度および防災士活動の強化に資する活動」の4つを事業の柱として2019(令和元)年5月に設立された。令和防研は昨年(2019年)9月23日に第1回設立記念シンポジウム「平成災害史の教訓と令和に向けた課題」を東京・千代田区で開催した……
衛星データ解析システムの開発を手がける株式会社スペースシフト(東京都港区)と、報道ベンチャーの株式会社JX通信社(東京都千代田区)は、衛星データとSNS情報の解析技術を融合させた「総合インテリジェンスシステム」を共同開発する……
気象庁は、台風接近時の「防災行動計画(タイムライン)」に沿った対応を効果的に支援するため、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧の予報を、9月9日から、これまでの1日先までから「5日先まで」に延長している……
小生は社会保障の研究者である半面、山岳紀行家でもあり、これまで『ふるさと富士百名山』(山と渓谷社、1996年)などの出版のほか、『岳人』(東京新聞出版局:現ネイチュアエンタープライズ社)に寄稿したり、講演を依頼されたりしている。このような趣味が高じ、30年前、軽井沢に山荘を持ち、周辺の低山をトレッキングする一方、槍・穂高連峰などはもとより、ハワイやニュージーランド、マチュピチュも訪れるようになった。
なかでもあこがれはスイス・アルプスで、毎年のように出かけているが、そこで気づいたのは自然の景観美だけでなく、気候の厳しい山岳部での都市部に負けない有事と災害対策だった……
先の台風10号では、気象庁が進路予報段階から特別警報発令の可能性に触れ、最大級の警戒を呼びかけた背景もあり、また新型コロナウイルスへの懸念もあったことから、事前に避難を試みる人のなかには堅牢な建物で浸水のおそれがないホテルなどに分散避難する人が相次いだという。当然、自治体の指定避難所ではないので有料での宿泊となるが、プライバシーが確保され、基本的なホテルサービスが受けられることから、台風避難としてはある意味当然の選択だろう……
国立研究開発法人防災科学技術研究所が、洪水や土砂災害のリスクを一人ひとりが把握し、適切な判断や行動を支援する「災害リスクが一目でわかるマップ」を試験公開、同時に「身近な災害リポート」を募集中だ……
・正嘉から正元へ改元、大飢饉と大地震による-改元頻度が多い鎌倉時代・安貞から寛喜へ改元、京と鎌倉に暴風被害(790年前)[改訂]……
・富士山延暦の噴火、足柄道が噴石のためにふさがり新たに箱根道開通(1220年前)[再録]……
・京都治承2年の大火「次郎焼亡」公設スーパー東市を含む東西繁華街焼失[改訂]……
東京消防庁が『あつまれ どうぶつの森』人気に相乗りして、防災キャンペーンを展開中だ。オリジナルの「ボウサイ島」から、島の安全を守りつつ防災情報を発信していく……
一般社団法人日本損害保険協会(以下、「損保協会」)と国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下、「防災科研」)が連携して、災害関連データを活用したデジタルコンテンツ『地震10秒診断』を8月28日から公開している……