2011年(平成23年)3月11日14時46分ごろ、三陸沖、牡鹿半島東南東130km付近、深さ24kmを震源とするマグニチュード(M)9.0の超巨大地震が発生した。東北地方太平洋沖地震と名付けられ、東日本大震災を引き起こす。
この地震は、これまで国内史上最大規模と記録されている1896年(明治29年)6月、明治三陸地震の8.5を遙かにしのぐかつてない規模の地震で、宮城県栗原市の震度7をはじめ宮城県、福島県、茨城県の各地に震度6強の揺れをもたらし、岩手、宮城、福島、茨城各県太平洋沿岸部、長さ約500kmにわたり巨大津波が襲いかかった……
14時46分ごろ、マグニチュード9.0という国内史上最大規模の超巨大地震“東北地方太平洋沖地震”が、牡鹿半島東南東130km付近の三陸沖深さ24kmを震源として発生した。
東京電力福島第一原子力発電所の1号機から4号機原子炉が建ち並んでいる大熊町には震度6強の強い揺れが襲ったが、揺れと同時に1号機から3号機各原子炉は自動的に緊急停止、外部からの電源は停電で失われたが非常用発電機が直ちに起動、それぞれの原子炉内では冷却装置が動き出した。しかし……
AI防災協議会は、国民一人ひとりの避難と、災害対応機関の意思決定を支援する防災チャットボット『SOCDA』(ソクダ)の開発、社会実装に取り組んでいる。このほど、『SOCDA』を全国共通の基盤として活用するためのインターフェイスとして、国内ユーザー数8600万人(2020年9月末時点)となるコミュニケーションアプリ「LINE」のインフラ力を活かし、LINE公式アカウント「AI防災支援システム」を開設すると発表した。
これにより、住民と災害対応を担う行政機関の間における情報の“収集”と“提供”の両面にわたるやりとりが可能となり、災害時に適切な避難行動などをサポートする仕組みの全国レベルでの社会実装をめざす……
防災士研修センターは「防災士制度」発足以来、全国各地で年間80回以上の研修を実施し、自治体や企業。個人でご参加された多くの受講生から高い評価と信頼を頂いております。防災士研修受講修了者のうち、約半数の方が当センターの研修を受講されています……
「新語・流行語大賞」のことばの選定元としても知られる自由国民社の『現代用語の基礎知識』が、3.11からの10年間『現代用語の基礎知識』に収録されてきた重要語句をまとめた特別編『別冊 3.11から10年の日本列島』を刊行した。用語の解説はもちろん、特集記事や対談などを厳選して掲載、この10年の社会の動きが分かる1冊……
今回、改めて濱口梧陵に触れるのは、いま新型コロナ感染症という世界的な災禍にあって、再びスポットライトが梧陵翁に当てられるからである。
濱口梧陵は防災のみならず、多くの分野で社会貢献を果たしている。以下、広川町の「稲むらの火の館」資料室をはじめ諸文献、そして千葉科学大学・藤本一雄危機管理学部教授による「濱口梧陵を模範として、100年先の危機に備える」などを参考に、その業績の概略をまとめてみよう……
2011年3月11日の東日本大震災発災から1年半を経た2012年9月12日~10月28日、東日本大震災ビッグデータワークショップ -Project 311-」が開催された。グーグル、ツイッター、朝日新聞、NHK、レスキューナウなどソーシャルメディアやマスメディアが中心となって、震災発生から1週間の間に実際に発生した震災関連情報・データを参加者に提供し、参加者はそれぞれの専門性に基づいてそれらデータを改めて分析することで……
一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(船橋洋一理事長、以下「API」)編著の『福島原発事故10年検証委員会 民間事故調最終報告書』が、2月19日に、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(東京都千代田区)から刊行される。
同報告書は、福島原発事故10年目の総括と未来への提言をまとめたもの……
菅 義偉内閣で昨年(2020年)9月に情報通信技術(IT)政策担当大臣、内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度)、そして新設されたデジタル改革担当大臣に就任した平井卓也氏は、“デジタル、ITに通じている”とされる。第4次安倍改造内閣ではクールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策担当の内閣府特命担当大臣を務めたが、2019年2月の記者会見で「ムーンショット型研究開発制度」について触れ……
2021(令和3)年2月13日23時08分頃の福島県沖の地震概要(気象庁資料より)――発生時刻:2月13日23時07分、マグニチュード:7.3(暫定値)、場所および深さ:福島県沖 深さ 55km(暫定値)、発震機構:西北西―東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)、震度:宮城県の蔵王町、福島県の国見町、相馬市、新地町で最大震度6強を観測したほか、北海道から中国地方にかけて震度6弱~1を観測……
千葉県香取市、茨城県稲敷市で民間患者搬送(介護タクシー)、在宅介護支援を行う「水郷エスコート」(運営法人(一社)水郷介護支援パートナー。千葉県香取市)では、「介護タクシーだから必要」として、民間患者搬事業の全車両に高齢者向け防災セットを乗客の人数分搭載し、有事の際の無償提供を開始した。「地域の交通弱者の身近な交通手段だからこそ乗車中の万が一の災害時にもできる限りのことをしたい」……
「防災協力農地」をご存知だろうか。「防災協力農地」(以下、「防災農地」)とは阪神・淡路大震災を教訓に、まず首都圏を中心に広がった自治体・町内会などと農地所有者・農業協同組合(JA)などとの災害時応援協定、あるいはあらかじめ協力農地として登録しておく農地のことを言う。この防災農地が、新型コロナ蔓延下で災害が起きた際、人が密集しないように避難所の増設が課題となることから、期待が高まっている……