本年年初(2021年1月15日)、神戸新聞社、福島民報社、熊本日日新聞社が、地方紙の持つ防災情報を全国に発信していく共同プロジェクトとして、被災した地元を長年取材して蓄積された防災記事を印刷した買い物袋『おみやげ防災』の配布を実施すると発表した。3社(3紙)はそれぞれ、阪神・淡路大震災(1995年1月17日発災)、東日本大震災(2011年3月11日発災)、熊本地震(2016年4月14日発災)の被災地の地方紙で……
防災教育、啓発
本紙3月15日付けで既報の「『防災教育と災害伝承の日』制定 今村氏らが賛同者募集」の続報――この呼びかけは、東日本大震災が発生した3月11日を「防災教育と災害伝承の日」に制定しようというもので、東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長を代表・呼びかけ人に、戸田芳雄・日本安全教育学会理事長、河田恵昭・人と防災未来センター長、林 春男・防災教育チャレンジプラン実行委員会委員長、平田 直・防災教育普及協会会長、松浦律子・歴史地震研究会会長が共同代表として名を連ねる……
新型コロナ感染拡大を機に発足した「オンライン防災」という名の、被災地メンバーによるFacebookグループ(仙台市拠点/黒田典子代表・防災士)がある。その「オンライン防災」が来たる3月6日、東日本大震災10年を機に、オンラインで防災を学び、広く交流、発信、企画提案を行うイベントを企画している。「オンライン防災」は2020年夏に発足してまだ1年に満たないが……
国の政府広報オンライン(運営:内閣府大臣官房政府広報室)は昨年(2020年)10月、政府の広報・広聴活動をまとめたポータルサイト「チームNEXTステップ」を開設した。主に政府関係機関が主催するシンポジウムやワークショップをオンラインで公開しようというもので、「いわゆるwithコロナ(ウィズコロナ)時代の中で新しい日常をつくり、これからの暮らしを守るために実施する広報事業」と銘打っている……
北海道から東日本の東北北部太平洋側に延びる日本海溝・千島海溝沿いで起こる海溝型地震について、国は昨年(2020年)4月、過去最大級の地震が発生した場合の最大津波高の推計結果を公表した。千島海溝と日本海溝で、それぞれマグニチュード(M)9.3、M9.1の過去最大級の地震を想定……
モリタグループでは、全国の小学生を対象に2005年から毎年、夢のある「未来の消防車」をテーマとした作品を募集する「未来の消防車アイデアコンテスト」を開催している。「消防車にこんな機能があったらいい」、「こんな消防車だったらかっこいい」など、小学生の豊かな想像力で、アイデア豊富な「未来の消防車」のアイデアを募るもの……
『日本環境リハビリテーション科学研究会(JSERS)「防災・災害対策ユニット セミナー2020」』(主催=日本環境リハビリテーション科学研究会)が去る11月21日、zoom(パソコンなどを使って、セミナーやミーティングをオンラインでできるアプリ)配信で開催された……
本紙は2020年11月1日付けで「東日本大震災10年を前に、『11月5日〜津波防災の日』」を取り上げました。本年は「11月5日」制定のもととなった「稲むらの火」の主役である濱口梧陵翁の生誕200年でもあることから、これにちなんで「稲むらの火」の教訓の普及に多大な貢献をされてきた伊藤和明氏から、特別寄稿をいただきました。ここに掲載いたします……
2018年の西日本豪雨、19年の房総半島台風、東日本台風、そして20年に九州を中心に襲った7月豪雨――本紙は機会あるごとに、ここ十年ほど毎年起こる大規模水害の年次リストを紹介してきた。言うまでもなく、気象災害の激甚化は極めて深刻な問題となっている。こうした事象が、「地球の温暖化傾向」の影響を受けているらしいことは、「地球温暖化」説をしぶとく否定する一部研究者にとっても否定できないだろう……
片田敏孝・著『人に寄り添う防災』が集英社新書として2020年9月17日に発行されている。台風、大雨、津波――生死を分ける緊急時にあなたは「主体的に」避難できるか? 最後は「あなた」の判断――本書は、3・11の“釜石の奇跡”で知られる著者が問う、画期的な防災論として話題になっている……
東日本大震災以降、毎年11月5日は「津波防災の日」 、「世界津波の日」だ。呼称が2つあるのはまぎらわしいが、「津波防災の日」はわが国で法律で制定された呼称で、2011年(平成23)年3月11日発災の東日本大震災(地震名:東北地方太平洋沖地震)での大津波で多くの人命が失われたことから、同年6月、津波から国民の生命を守ることを目的に「津波対策の推進に関する法律」が制定され、そのなかで毎年11月5日を「津波防災の日」とすることが決められた……
東京消防庁が『あつまれ どうぶつの森』人気に相乗りして、防災キャンペーンを展開中だ。オリジナルの「ボウサイ島」から、島の安全を守りつつ防災情報を発信していく……