「防災に関する新しい視点が持ち帰れる場」をテーマに
「防災新視点サミット」

本紙2024年12月1日付けで報じた「備えられてない視点が、防災を強くする」という「防災新視点プロジェクト」――全国から募集する「防災新視点」の提案が本年1月31日で締め切られ、来たる3月24日に、東京・ニッショーホール(虎ノ門)で開催される「防災新視点サミット」で展示される。
本紙:2024年12月1日付け:「防災新視点」に応募しよう!
「防災新視点プロジェクト」は、株式会社岩手日報社、株式会社福島民報社、株式会社電通が推進する災害から国民の「命」を守るプロジェクト「未来防災イニシアチブ(Future Bousai Initiative)」の一環で、「防災新視点サミット」は「防災に関する新しい視点が持ち帰れる場」をテーマとして、全国の新聞社42社43紙が協力するもの。
「防災新視点サミット」では全国から100件以上集まった「防災新視点」展示に加え、アナウンサーの有働由美子さん、パラリンピック金メダリストの大日方邦子さん、元ラグビー日本代表の大野均さん、企業や自治体、被災経験者などを招いたシンポジウムのほか、「もしもプロジェクト」(渋谷区観光協会、渋谷未来デザイン、こくみん共済 coop(全労済)主催によるレジリエントな街づくりをめざす取組み)と共同で、全国から集められた「防災新視点」をヒントに、高校生以上の学生によるアイデアを創発するワークショップを開催。

<実施概要>
日程 2025年3月24日(月) 参加費: 無料
時間 シンポジウム 12:30〜15:30(12:00開場) 展示 12:00〜16:00
ワークショップ 15:00〜17:00
会場 日本消防会館 ニッショーホール(東京都港区虎ノ門2丁目9-16)
主催 未来防災イニシアチブ(Future Bousai Initiative)
*協力新聞社:
北海道新聞社、東奥日報社、デーリー東北新聞社、秋田魁新報社、山形新聞社、河北新報社、茨城新聞社、下野新聞社、上毛新聞社、埼玉新聞社、千葉日報社、東京新聞、神奈川新聞社、山梨日日新聞社、静岡新聞社、信濃毎日新聞社、新潟日報社、中日新聞社、岐阜新聞社、北日本新聞社、北國新聞社、福井新聞社、京都新聞、奈良新聞社、神戸新聞社、山陽新聞社、中国新聞社、新日本海新聞社、山陰中央新報社、山口新聞社、四国新聞社、愛媛新聞社、徳島新聞社、高知新聞社、西日本新聞社、佐賀新聞社、長崎新聞社、大分合同新聞社、熊本日日新聞社、宮崎日日新聞社、南日本新聞社、沖縄タイムス社、琉球新報社
<シンポジウム>

大日方さんは「防災新視点」の解説に登壇し、パラスポーツの視点も交じえた防災のあり方を主催3社とともに提言。有働さん、大野さんは「釜石の次世代とともに考える防災新視点」パネルで、小学生や専門家と共に地域防災の未来を議論する。
さらに、「備蓄食のみでは偏る栄養を補完するために」パネルでは、災害時の食と健康に焦点を当て、栄養バランスを確保するための新たなアプローチを議論。「もしもプロジェクト」では、来街者や外国人観光客向けの防災対策をテーマに、多様な視点から都市防災の課題と解決策を探る。
<展示/企業ブース>
プロジェクトスタート後、全国から集まった「防災新視点」を公開する特別展示兼企業ブース。自分とは異なる視点から防災に触れることで、見落としていた防災の課題に気づくことができる「防災新視点」を集めている。防災に取り組む企業と自治体の交流の場となるブースも用意し、その先のコラボレーションもめざす。
<ワークショップ>
「もしもプロジェクト」と共同で、全国から集まった「防災新視点」をヒントにアイデアを創発するワークショップ。高校生以上の学生が集まり、自由な発想を生み出す場とする。
〈2025. 03. 20. by Bosai Plus〉