災害伝承に関する良質な施設や活動の普及・拡大

 内閣府・国土交通省では、地域で発生した災害の状況をわかりやすく伝える施設や災害の教訓を伝承する活動(語り部、祭り、防災教育など)を「NIPPON 防災資産」(以下、「防災資産」)として認定する制度を新たに創設した。

 防災資産の認定は、全国の流域治水協議会(河川管理者、都道府県、市区町村、企業等による流域治水を推進するための組織)等を通じて防災資産の認定候補を抽出し、そのなかから『災害の自分事化協議会』((一財)国土技術研究センター設置)が「優良認定」、「認定」案件を推薦、内閣府特命担当大臣(防災担当)、国土交通大臣が認定を行う。初認定は今秋ごろ、その後は年1回程度の認定・更新を予定。

P5 4 活動事例「えちごせきかわ大したもん蛇まつり(新潟県関川村)」より - 「NIPPON 防災資産」の認定を<br>新たに開始
「NIPPON 防災資産」の活動事例「えちごせきかわ大したもん蛇まつり(新潟県関川村)」より

 今後、認定された防災資産を通じて、住民住民が過去の災害教訓や今後の備えを理解することで、災害リスクを自分ごと化し、主体的な避難行動や地域に貢献する防災行動につなげる趣旨だ。

国土交通省:「NIPPON 防災資産」の認定を新たに開始します

〈2024. 06. 08. by Bosai Plus

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