『障害のある人・配慮が必要な人と家族のための
防災ワークブック』 電子書籍で発行

P6 1 輪母ネットワーク:「障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック」 - 障害児者防災に取り組む<br>「輪母ネットワーク」
輪母ネットワーク:「障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック」より

 障害児者と家族と地域と支援者をつなぐコミュニティとして活動するNPO法人輪母ネットワーク(大阪市)が、『障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック』を電子書籍で発行した。
 これは、輪母ネットワークが2019年に発行した「防災ワークブック」に大幅に加筆修正を加え、最新の防災情報に合わせてリニューアルしたもの。

 輪母ネットワークは、発達障害・知的障害、精神障害・重度心身障害・医療的ケア・難病など、障害の内容にかかわらず、「障害児を地域で育てる」を目的として活動する非営利団体。東日本大震災をきっかけに、障害児者と家族に対する防災活動に取り組んできた。障害のあることで孤立することを防ぐため、地域の中で“ピアのつながり(” 仲間・同輩・横のつながり。力関係の格差のない関係性を指す)を作り、再び地域とのつながりを後押ししていく活動をしている。

【『 障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック』の内容 】

  1. 障害当事者と家族の災害時の不安を項目ごとにまとめて可視化した「考える防災」
     衛生・トイレ/連絡・コミュニケーション/医療と薬/飲み物と食料/被災時の環境に分け、様々な障害により発生する不安や問題と、解決例を掲載。「自分や家族だったらどうしよう?」を考えるきっかけになるように構成している。
  2. 障害当事者や家族が、自分と自分たちの住むまちを知りながら防災計画を考える「我が家の防災計画の作り方」
     防災計画は、家族の状況と自分の住むまちの情報を知らなければ作ることはできない。同ワークブックでは、「どんな情報をどこから集めたらいいのか」「膨大な情報をどう整理したらいいのか」を簡単なステップでまとめた。ページの内容を順番にたどっていくことで、わが家・わがまちの事情を踏まえた防災計画が自分で考えられるようになっている。

輪母ネットワーク:『障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブック』

電子書籍配信(Amazon Kindle版) ・定価 500円

輪母ネットワーク

〈2024. 02. 26. by Bosai Plus

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