朝日放送テレビ『激震の記録』無料配信
27年の時空を超えて、「大震災のリアル」を体感する
1月14日〜3月31日の期間限定
2022年1月17日、阪神淡路大震災から27年を迎える。ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」(東京都港区)は、朝日放送テレビ株式会社と連携し、阪神淡路大震災の記憶を風化させることなく、「未来への教訓」として後世へ受け継ぐため、朝日放送テレビ制作のドキュメンタリー『阪神淡路大震災 激震の記録 2020年版』全8本と、新たに制作された解説動画を1月14日から無料配信する。
【阪神淡路大震災 激震の記録】
朝日放送テレビがCSR活動の一環として、阪神淡路大震災の発生から25年を迎えた2020年1月から、防災・減災のために広く活用できるように保有する震災映像をアーカイブ化して公開した「阪神淡路大震災 激震の記録1995」。今回は、1995年夏に放送された報道ドキュメンタリー番組「激震の記録」を再編集した「阪神淡路大震災 激震の記録2020年版」をアジアンドキュメンタリーズが特集編成した。1月14日から3月31日までの期間限定で無料配信する。全8本と解説動画のラインナップは次のとおり――
・大都会が崩れた(42分41秒)
・廃墟と化した街1(41分54秒)
・廃墟と化した街2(40分32秒)
・生死を分けた日(33分50秒)
・避難所で生きた(34分43秒)
・淡路島(43分07秒)
・あの場所は(42分35秒)
・そして復興(43分08秒)
・「激震の記録 2020年版」解説動画(11分01秒)
■テレビが“最も”取材することができた“唯一”の大災害
阪神淡路大震災は、テレビがもっとも取材記録を残すことができた唯一の大災害とされる。被災直後から多くのテレビカメラが都市の被害実態を克明に記録し続けた。取材映像は、発生した「その時」「その場」を記録したものであり、時代が変わったとしても、想像を超えた被害や、それを目の当たりにして発した人々の声、被災者が直面するさまざまな困難には多くの「リアルな教訓」が詰まっている。
8本のドキュメンタリーは、いずれも近い将来に発生が危惧される「首都直下型地震」をはじめ、今後起こり得る大災害に対する貴重な教訓になるものだ。
■時代を超えて大震災の「その時」「その場」をドキュメンタリー映像で体感
今回配信するドキュメンタリーには、ナレーションもコメントフォローの字幕もない。編集は最小限にとどめ、カメラが記録した被災地の映像、声、音を、ありのまま届ける。その生なましさに見る人はまるで「その時」「その場」にいるような錯覚を起こすかもしれない。ただ、過酷な状況の中でも取材を許してくれた被災者の姿や声は、後世へ受け継ぐべき重要なメッセージとなる。
朝日放送テレビでは、2年前に「阪神淡路大震災アーカイブHP」を開設し、およそ38時間の取材映像群を公開したが、それらを断片的に見ただけではわからない「大震災のリアル」をこのドキュメンタリーによって「体感」することができ、改めてそれぞれが防災・減災を真剣に考える大きな機会になるだろう。
ちなみに、アジアンドキュメンタリーズは優れたアジアのドキュメンタリー映画を動画配信するサービス(有料)で、現在、世界の国際映画祭などで高く評価された国内外の作品214本のドキュメンタリー映画を会員に届けている。
アジアンドキュメンタリーズ:2022年1月14日配信スタート!(3月31日まで)
〈2022. 01. 17. by Bosai Plus〉