人と動物の共生センター
10万部発行めざし、カレンダー配布協力者を募集
認定NPO法人「人と動物の共生センター」(岐阜市、代表:獣医師・奥田順之)が、日本初(同団体調べ)となる「災害時に命を守るための『ペット防災カレンダー』」を作成し、このカレンダーを配布する個人・団体・企業の協力者を募集している。
▼ 2022年版ペット防災カレンダーとは?
『ペット防災カレンダー』は、ペット防災の知識を詰め込んだカレンダーで、ペットサロンや動物病院では、毎年多くのペットのカレンダーが配られていることに着目し、カレンダーを通して、「ペットのかわいさ」だけではなく、「防災・減災」に役立つ情報を飼い主に広めたいと考案された。
動物好きならだれでも手に取りやすいカレンダーで、間違い探し・迷路・クイズなどで、子どもから大人まで、わかりやすい内容なので、カレンダーを壁に1年間飾っておくなかで、徐々にペット防災を理解できる。
▼ 同行避難には、飼い主の意識向上が不可欠
これまでの災害では、「家族も同然のペットだが、ペットと一緒では避難所に避難できない」と思い込み、自宅にとどまったことで洪水に巻き込まれるなど、身の危険に陥る事例が報告されている。命を守るためにはペット同行避難を原則として行動する必要があるが、同行避難がなかなか進まない背景には、受入れ側の問題だけでなく、飼い主が備えを進めていないこともあげられる。
同行避難のために避難先の確保・確認や、避難用キャリーやクレート(箱型のペット用ハウス)を用意、避難時にも吠えたり騒いだりしないようにしつけ、ペット用の非常持ち出し袋を備えるなど、飼い主が平時に備えておくべきことはいろいろある。
『ペット防災カレンダー』は、1冊100円、同プロジェクトでは学生や購入がむずかしい人も活動に参加できるように、10冊の無料配布を行っていて、無料配布を行うために、財源となる寄付を募集している。
『ペット防災カレンダー』 詳細&協力申し込みフォーム
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全国動物避難所協会
全国動物避難所マップ、ペット防災への社会的ネットワーク構築へ
岐阜市と協働 ふるさと納税で運営費 募る
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NPO法人全国動物避難所協会(代表:獣医師・奥田順之)は、全国に動物避難所を広めるため、「全国動物避難所マップ(うちトコ動物避難所マップ)」を公開した。同マップの運営費用を調達するために、ふるさと納税による寄付募集を行っている。
災害時、ペット同行避難は原則だが、必ずしもすべての避難所がペット可ではない。動物避難所とは、飼い主以外にも配慮しながら、飼い主とペットが安心して避難するために、災害時に人やペットの受入れを行う施設や場所を指す。その形態としては、「動物を預かる避難所(ペットホテルや動物病院)」、「飼い主と動物が一緒に避難できる避難所(ペット同伴可能な宿泊施設)」などがある。
同協会では、このサイトを使って、全国の動物避難所の設置を検討している事業者とつながり、マップ化することで、実際に災害時に被災した動物の預かりや、人と動物の同伴避難の支援を行っていくとしている。
〈2021. 12. 11. by Bosai Plus〉