29都道府県の掲載を予定、
全国の防災啓発動画等を集約した唯一のコンテンツへ
損害保険ジャパン株式会社(以下、「損保ジャパン」)が、都道府県が作成している防災啓発動画等を紹介するコンテンツの提供を始めている。紹介される啓発動画は、損保ジャパンと防災協定を結ぶ都道府県が作成したものが対象で、同種の取組みは業界で初めてだという。
動画公開は同社が運営する会員制のウェブサイト「SOMPO Park」で実施、一般公開している。「SOMPO Park」は、だれでも会員登録(無料)ができ、会員はゲームやクイズ、コラムなどを楽しめるWebサイトで、契約者だけではなく、多くの人びとに損保周辺の有益な情報を広く届けることを目的としてコンテンツを充実させている。
「SOMPO Park」は2019年7月からスタート、2021年9月時点で会員数は480万人、月間アクセス数は7100万を超える大規模プラットフォームだ。
損保ジャパンは2021年8月末の時点で全国の自治体等と154件の防災や減災に関する協定を締結し、災害時にドローンを活用した情報収集や、平時の住民向けの防災意識の啓発・防災意識の普及など、地域防災力の向上に向けた取組みを全国的に行っているが、近年頻発する大規模災害を受け、さらに防災教育や啓発活動に地域と共に取り組む必要性を認識、より多くの人びとに啓発動画による情報を届けたいとして、自治体が作成した防災啓発動画公開を「SOMPO Park」にまとめ、公開することとした。
都道府県の啓発動画コンテンツは、現在、北海道地方(未掲載)、東北(青森、宮城、山形)の3県・3タイトル、関東(栃木、群馬、埼玉、東京都、神奈川、千葉)の1都5県の10タイトル、中部(静岡)の1県・1タイトル、近畿(大阪、京都、兵庫、和歌山)の2府2県・5タイトル、中国(岡山、広島)の2県・3タイトル、四国(徳島、愛媛、高知)の3県・8タイトル、九州・沖縄(大分、熊本)の2県・3タイトルの計21都府県・32タイトルの視聴ができる(2021年11月1日現在)。
2021年10月中には計29都道府県の掲載を予定し、今後、全国の防災啓発動画等を集約した唯一のコンテンツとして運営に取り組みんでいく。各地域の防災動画等に触れることで災害に関する理解と対応力の向上に活用でき、また自治体にとっても他の地域の取組み事例を簡単に知ることができるコンテンツとなる。また、これら取組みを通じて、防災意識啓発・普及の取り組みをより一層推進していく。
〈2021. 11. 05. by Bosai Plus〉