「Our-World-in-Data」より「世界のワクチン接種状況-100人当たり」

日本は世界の主要国のなかで“接種後進国”!

 コロナの感染拡大を抑え込む切り札として期待されるワクチン接種だが、わが国では遅まきながらいま、政府の号令とともに新型コロナウイルス感染症のワクチン接種プロジェクトが急展開されている。しかし、欧米では接種が進むとともに規制が緩和され、日常生活を取り戻しつつあるという。

 わが国でなぜこれほど接種が遅れているのか――海外製ワクチン導入について国内では厳しい臨床試験(治験)が求められたこと、国産ワクチン開発が早期にできなかったことなどの理由があげられている。

P3 3 「Our World in Data」より「世界のワクチン接種状況 100人当たり」 1024x542 - 「Our World in Data」に見る、<br>世界のワクチン接種状況
「Our World in Data」より「100人当りコロナワクチン1回以上の接種人数の比較表」(1人で2回接種の場合2人にカウント)。英国が93人、米国が87人と突出、以下、独・伊・仏・中国と続く。日本はインド、韓国の14人につづいてインドネシア9人にほぼ並ぶ(2021年5月28日現在)

 いま世界中のマスメディアが引用する「Our World in Data」(オックスフォード大学と教育慈善団体ザ・グローバル・チェンジ・データ・ラボ(The Global Change Data Lab)が共同で制作する各種データまとめサイト)の「コロナ感染症(COVID-19)」関連データによれば、世界との比較でのわが国の接種状況がひと目でわかる(上図:5月28日時点)。わが国は世界の主要国のなかで、明らかに“ワクチン接種後進国”となっている。

 「Our World in Data」の各種データは自由にカスタマイズできるので活用してみたい。

>>Our World in Data:Coronavirus (COVID-19) Vaccinations(英語サイト)

〈2021. 06. 01. by Bosai Plus

コメントを残す