12月2日(月)午後4時4分、
“ビッグ・ワン”の不意打ちに備えよ!
「災害報道のNHK」が放つビッグな特番「首都直下地震」!
【 視聴者とともに、災害に耐える社会づくりを考える 】
●12月2日(月)午後4時4分、それは起こった
想定される首都直下地震が発生。東京は、日本は、どうなってしまうのか……NHKが“総力をあげて”放送する「体感 首都直下地震ウイーク」が12月1日から始まる。
NHKスペシャル計7本を集中編成するだけではなく、各時間帯のニュースや「あさイチ」「ごごナマ」などの番組も参加、デジタルサービス、イベント展開を交えながら、M7.3の大地震に襲われた首都の姿を体感し、防災・減災の必要性を「自分ごと」としてとらえてもらうことをめざすという。
放送予定は次のようだ――
●プロローグ 12月1日(日)午後9時00分
死者最大約2万3千人、全壊・焼失家屋61万棟、要救助者7万2千人……首都直下地震で想定される被害の全貌を、内閣府作成の被害想定に最新の研究成果を加えて紹介
●DAY1~DAY4 12月2日(月)午後7時30分 12月3日(火)午後10時00分 12月4日(水)午後10時00分 12月5日(木)午後10時00分
首都直下地震が12月2日午後4時4分に発災したという想定で、発災当日(DAY1)、2日目(DAY2)、3日目(DAY3)、4日目(DAY4)の被害の状況を、VFXを駆使したドラマ「パラレル東京」で紹介。なぜこうした被害が発生するのかを生放送のスタジオで詳しく解説
●ドラマ「パラレル東京」(あらすじ)
アナウンサーの倉石美香(小芝風花)は入局4年目。夜10時放送の「ナイトニュース」のスポーツコーナーを担当するサブキャスター。2019年12月2日午後4時4分、東京23区を震源とするマグニチュード(M)7.3の大地震が発生。メインキャスターが地震に巻き込まれ行方不明となったため、美香はニュースの編集長である江口繁之(高橋克典)に自分が伝えたいと志願する。同時多発火災、ビル倒壊、大停電、広域での通信ダウン……大混乱のニュースセンターで、未曽有の被害を伝え続ける中、中継に出た同僚が火災に巻き込まれ、自分の妹との連絡も途絶えてしまう。首都東京は、日本は、一体どうなってしまうのか……
●終わりの見えない被災 12月7日(土)午後9時00分
地震発生から1週間後、1カ月後、1年後、10年後、首都東京と日本はどうなるのか。社会は? 経済は? 火災や倒壊といった直接的な被害を免れたとしても、その後も続いていく深刻な二次被害の詳細を見ていく
●災害に耐える社会をつくる 12月8日(日)午後9時00分
30年以内70%という高い確率で発生するとされる首都直下地震。平時のいま、命や財産を守るために何をすべきなのか? どこから手をつければいいのかわからないという多くの視聴者の疑問に応えながら、災害に耐える社会をどうつくっていけばいいのかを考える
一緒に体感する番組ラインナップは――
●防災ノウハウ伝えるシリーズ「生きるスキル」<全4回> 12月3日(火)午後11時 「大火災を生き抜く」 12月4日(水)午後11時 「揺れに備えろ」 12月5日(木)午後11時 「孤立の中で」 12月6日(金)午後10時50分 「パラレル東京に参加してみた!」 ※3日~5日は20分、6日は30分間の放送
このほか、「インターローカル特集」(一部地域)として、
●巨大地震 あなたの街の“地域リスク” 12月6日(金)午後7時30分
地震を「自分ごと」として捉えるために、地域放送局が連携し、それぞれの地域の地震、災害特性に迫る。震度や津波到達の時間や高さに加え、高齢化率や人口密度、時間帯などの要素が被害を左右する。それぞれの地域、家族構成も異なる視聴者の関心に応える
●“番組連動の防災訓練”への参加よびかけと多彩なWEB展開 12月2日(月)~6日(金)
NHKニュース、おはよう日本、あさイチ、ごごナマ、NEWSジブ5時、首都圏ネットワーク、ハートネットTVほかで、NHKスペシャルと連動して“番組連動の防災訓練”への参加をよびかける。「あさイチ」では防災訓練の様子を中継でつないだり、身を守るための知恵を放送。「ごごナマ」などでも防災に関連した情報をとりあげ、番組に合わせて、誰でも参加でき、NHKオンライン、ツイッター、LINEが連動する防災訓練「#みんなで考える防災」を実施する。「パラレル東京」での12月 2日(月)午後4時4分発災に合わせてさまざまな防災情報や問いかけを発信。番組を見るだけではなく、みんなで”体感”し、災害を自分ごととして考える
NHKは「災害報道のNHK」として知られる。放送法は、放送事業者に防災・減災に役立つ放送を義務づけているが、とくにNHKは、災害対策基本法の指定公共機関であり、公共放送として「放送による防災思想の普及」にも努めることを防災業務計画に織り込む。平常時から災害に関連する解説・キャンペーン番組などを積極的に編成し、視聴者の災害の予防、応急措置、避難など、防災に関する認識の向上に努めることを明記しているのだ。
今回の「首都直下地震ウイーク」に、“なぜいまか”と問う意味はないだろう。いつ起こっても不思議はない直下地震であればこそ、防災啓発にも、“不意打ち”がふさわしい。
>>NHKスペシャル:シリーズ「体感 首都直下地震」
>>内閣府(防災担当):首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告) >>内閣府ストリーミング(動画):首都直下地震編 全体版(13分18秒)
〈2019. 12. 01. by Bosai Plus〉