「東京トイレ防災マスタープラン(素案)」を発表

 東京都は首都直下地震などの大規模災害に備えた「東京トイレ防災マスタープラン(素案)」を去る2月14日に明らかにし、「どこにいても徒歩5分以内に衛生的なトイレを利用できるよう、区市町村と連携して災害用トイレの整備を進める計画案」をとりまとめた。あわせて素案に対する都民の意見を募集、意見を参考に2024年度末を目途に計画を策定する予定としている。

 素案によれば、基本方針として、①災害時に必要なトイレを適切な場所に十分な数量確保する、②災害時に誰もが快適で衛生的な質の高いトイレを利用できる環境を整備する、とし「マスタープラン(素案)」では、2030年までに全市町村における災害時トイレ確保・管理計画の策定をめざす。

P4 4 災害時トイレ空白エリア - 都・徒歩5分以内にトイレ整備
災害時トイレ空白エリア。災害用トイレを適切な場所に配置する指標として、災害時に使用できるトイレがある施設の徒歩約5分圏(半径 250m円)外を災害時トイレ空白エリアとした(東京都資料より)

 都では、素案で「発災時に、すべての被災者の安全で質の高い生活環境の確保・日常生活の早期回復を実現するため、東京における災害時のトイレ環境の向上を図り、『とぎれないトイレ〜いつでも、どこでも、安心に〜』を実現する」としている。

東京都:「東京トイレ防災マスタープラン素案」の公表及び意見募集について

〈2025. 03. 06. by Bosai Plus

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