P4 3 2025年日本国際博覧会大阪・関西万博)会場(同HPより) - 2025年関西万博「防災実施計画」

直下・海溝型地震、津波波浪、気象災害・猛暑などを想定

P4 3 2025年日本国際博覧会大阪・関西万博)会場(同HPより) - 2025年関西万博「防災実施計画」
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場・大阪 夢洲(ゆめしま) の俯瞰図(同HPより)

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、博覧会(2025年4月13日~10月13日の184日間/大阪・夢洲(ゆめしま)会場)の開幕期間中に発生する災害から、来場者や博覧会に関わるすべての参加者及び勤務者の安全を確保するとともに、外国人、高齢者、子ども、身体等に障がいを有する人などをはじめ、すべての来場者が安心して訪れることができる博覧会を実現するためとして、「防災実施計画」を策定した(2023年12月策定の「防災基本計画(初版)」も一部更新・改訂)。

 防災実施計画は、総則で災害発生時には協会、自治体、国及び関係機関が密接に連携して対応することを打ち出し、地震・津波対策では直下地震発生時の対応業務計画や避難計画を策定、安否確認や一時滞在施設の確保を行う。南海トラフ巨大地震等の海溝型地震に対しては、津波警報発表時の対応や南海トラフ地震臨時情報発表時の対応を定めた。台風接近時の想定では、情報収集やアクセスルートの確認、強風対策や大雨対策など、また高潮や波浪被害を防ぐ対策を講じている。

 ほかに火災や猛暑対策も定め、大規模災害発生時には15万人程度が会場付近に滞留すると想定、備蓄として60万食を確保するなど、万全を期すとしている。

2025年日本国際博覧会協会:大阪・関西万博における防災実施計画の策定等

〈2024. 10. 07. by Bosai Plus

コメントを残す