P6 2a 内閣官房国土強靭化事例に「nuovo」の災害支援人材育成プロジェクトが掲載 - 「防災パークnuovo」で<br>ボランティアの重機操縦・<br>資格取得を支援

『nuovo』は「農業」+「防災」=「農防」、
イタリア語では「新しい」

 2019年台風19号での長野県被災地支援からアイデアが生まれたという体験型アミューズメントパーク『nuovo(ノーボ)』は、平時を楽しみ有事に備える日本初の施設だ。
 『nuovo』とは「農業」+「防災」=「農防」の造語で、『nuovo』はイタリア語では「新しい」を意味し、この語に「21世紀型の新アミューズメント」の思いも込められている。

 『nuovo』は、災害復旧・復興の現場で欠かせない災害ボランティアのなかでもとくに重機を操縦できるボランティア人材、「災害時の重機オペレーターの育成」を課題に事業を展開する。そのアイデアは、一般財団法人「日本笑顔プロジェクト」(長野県上小布施)の発案によるもので、47都道府県にこの体験型アミューズメントパークを展開し、有事の際には、全国ネットワークから最適に支援を行おうという大きな計画が打ち出されている。

P6 1 「防災パーク nuovo」推進 始動 - 「防災パークnuovo」で<br>ボランティアの重機操縦・<br>資格取得を支援
P6 2b 内閣官房国土強靭化事例に「nuovo」の災害支援人材育成プロジェクトが掲載(図版はその一部) - 「防災パークnuovo」で<br>ボランティアの重機操縦・<br>資格取得を支援
内閣官房国土強靭化事例に「nuovo」の災害支援人材育成プロジェクトが掲載された(上画像はその一部)

 笑顔プロジェクト代表理事の林映寿氏は小布施町の真言宗豊山派浄光寺副住職で、スラックライン(細いベルト状のラインの上で綱渡りのようにバランスを楽しむ遊び)をわが国に本格的に導入した住職としても知られ(同W杯も同境内で開催)、寺院の社会的な貢献活動でも先進的な各種試みを行っている。

 その日本笑顔プロジェクトがこのほど、「防災パークnuovo」事業に賛同する企業の参画促進や『nuovo』事業企画の検討、活動の情報発信の強化、参加企業間の交流促進を目的とする「nuovo推進協議会」(東京都渋谷区)の設立を発表。協議会は「防災パークnuovo」のさらなる価値強化による社会貢献の拡大をめざして活動する。

 その手始めとして、来たる5月24日に第1回「企業向けnuovo体験会」(参加費用:一人30,000円 *税込み。会場:本部所在地の長野県上高井郡小布施町大島〈ハイウェイオアシス隣〉)を開催、『nuovo』での実地重機操作体験や交流会のほか、『nuovo』林映寿・代表による防災セミナーを予定。実際の「防災パークnuovo」の施設体験で、『nuovo』活動の社会的重要性の理解促進や災害支援・防災活動への取組みへのモチベーション向上、企業として『nuovo』の活動支援をする際の具体的なイメージづくりなどのきっかけとしてもらう。

P6 3 防災パーク nuovo小布施 - 「防災パークnuovo」で<br>ボランティアの重機操縦・<br>資格取得を支援
「企業向けnuovo体験会」の会場、防災意識の向上、知識の習得など、平時に楽しみながら学べる「防災パークnuovo小布施」の所在地

 このように、「防災パークnuovo」では、「平時を楽しみ有事に備える」をテーマに重機操縦の訓練および資格取得を行える事業を行い、大人から子供まで男女の隔てなく、各種企画で重機オペレーターの育成に取り組み、今後の災害対応において必要不可欠な人材を多く排出していきたいとしている。

nuovo推進協議会設立、第1回企業向けnuovo体験会の案内

〈2024. 05. 02. by Bosai Plus

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