【前書き】

「日本の災害・防災年表」は、「周年災害」でご紹介した日本人が被災した災害や特異な災害、または政策・法令を変えた災害及び防災対策などを、次の7種・12表の災害分類にまとめています。

地震・津波・火山噴火編

気象災害(中世・江戸時代編)

・気象災害(戦前・戦中編)

気象災害(戦後編)

広域汚染編

火災・戦災・爆発事故(中世編)

火災・戦災・爆発事故(江戸時代編)

火災・戦災・爆発事故(戦前・戦中編)

火災・戦災・爆発事故(戦後編)

感染症流行・飲食中毒・防疫・災害時医療編

人為事故・防犯・その他編

災異改元編 

 掲載基準は、原則として死亡者+行方不明者100人以上(海外での日本人死亡者10人以上)、死傷者、感染患者1000人以上、全壊・焼失・流失家屋(住家)1000棟(軒)または1000世帯(かまど、戸)以上、床上浸水家屋(住家)5000棟(軒)または5000世帯(かまど、戸)以上などの大災害を選び出して掲載。
 1. 災害・防災年表各編内の災害・防災対策をクリックすると掲載月の記事にリンク全文が読めます。
  2.本文中の年月日は太陽暦(グレゴリオ暦)かっこ内年月日は太陰暦=その時代の年号と暦日です。
  なお、太陽暦の使用開始は1872年(明治5年)12月3日からで、この日が明治6年1月1日です。
 3. 年号の適用は、明治改元の時に定められた「改元の年の1月1日にさかのぼり適用する」ことは   せず、改元の前日までは前年の元号です。
 4.災害名は混在しないよう通称または気象庁及び中央防災会議での公認名称のない場合は、火山噴火と火災の場合を除き、原則として元号(年)+被災地+災害名です。
 5.災害名は、表現の統一及び類似のものと年表上差別化が必要なため、年表上とリンク先の掲載当時の見出しの名称とが若干異なることがあります。

■「気象災害/明治時代から大平戦争まで(戦前・戦中編)」

 当年表は2005年4月~2021年、2022年4月の「周年災害」及び「周年災害・追補版」の掲載記事より作成されています。
 災害名等にポインターを当てクリックすると掲載ページ(各月)にリンクし、全文が読めます。

○本表の「古代から江戸時代まで(中世・江戸時代編)」は、下記をクリックしてください。
気象災害/古代から江戸時代まで(中世・江戸時代編)

○明治時代から太平洋戦争終戦まで(1868年~1945年)

明治新政府、戦禍や水害被災地救済について最初の布告出す
……… 1868年8月8日(慶応4年6月20日

日本初近代的灯台、観音埼灯台着工-灯台記念日 ……… 1868年11月1日(明治元年9月17日)

肥後藩雇用のアメリカ船ハーマン号、上総勝浦沖で遭難。官軍塚由来
……… 1869年2月13日(明治2年1月3日)

浮標(プイ)が初めて東京湾富津州西端に配置される ……… 1869年3月20日(明治2年2月8日)

明治2年東日本など冷害で凶作が3年も続き、新政府の備荒米も枯渇、各地で農民一揆起こる
 ……… 1869年6月~9月(明治2年5月~8月)

越中国新川郡、大凶作で農民一揆“ばんどり騒動”起こる
 ……… 1869年11月15日~12月5日(明治2年10月12日~11月3日)

本牧沖に初の近代的灯台船、夜間入港の道しるべに浮かべる。不平等条約の思わぬ成果
 ……… 1869年12月21日(明治2年11月19日)

明治3年9月台風、近畿、東海地方に被害 ……… 1870年10月12日(明治3年9月18日)

・明治政府「治水条目」を定め洪水防御を法的に規定、用語「治水」の登場
 ……… 1871年4月11日(明治4年2月22日)

明治4年兵庫、神戸両港暴風雨 ……… 1871年6月27日(明治4年5月10日)

明治4年西日本風水害 ……… 1871年7月4日~5日(明治4年5月17日~18日)

東京府、西洋のポリス制度を参考に邏卒(らそつ:警察官)制度採用、取締所(警察署)設置
……… 1872年1月3日(明治4年11月23日)

政府、窮民一時救助規則制定、拡充される被災者救助制度
……… 1872年1月7日(明治4年11月27日)

我が国初の気象観測所、函館気候測量所開設 ……… 1872年8月26日(明治5年7月23日

10万人の筑前竹槍一揆、被差別部落など2200余戸焼く
……… 1873年(明治6年)6月13日~6月末

内務省、東京警視庁創設次いで消防章程制定、かつて町火消の消防組員ようやく落ち着いて活動へ
……… 1874年(明治7年)1月9日~28日

警視庁、電信を初めて架設し緊急連絡に活用 ……… 1874年(明治7年)8月7日

医制発布され近代的医事衛生制度発足、初の法定伝染病の指定と届出及び予防法の公的指示
 ……… 1874年(明治7年)8月18日

明治7年8月台風、九州北部風水害 ……… 1874年(明治7年)8月21日

内国船難破及ヒ漂流物取扱規則布告 ……… 1875年(明治8年)4月24日

東京気象台観測開始-天気図作成、天気予報の開始から台風調査報告書も
……… 1875年(明治8年)6月1日

警視庁、東京市中五橋を守る水防規則制定し水防組を組織 ……… 1875年(明治8年)9月8日

西洋型商船船長運転手及機関手試験免状規則公布、海難根絶に向けて
……… 1876年(明治9年)6月6日

太政官、難破船等に対応する浦役場の設置令達 ……… 1876年(明治9年)12月21日

和歌山県太地鯨方、背美鯨漁で遭難「大背美流れ」、欧米の捕鯨船に乱獲されたあげくの悲劇
 -古式捕鯨の衰退と近代的捕鯨への転換 ……… 1878年(明治11年)12月24日~25日

区町村会法布告により各町村内に水利土功会結成、水害予防(水防)を担う
……… 1880年(明治13年)4月8日

内務省警視局に消防本部創設され公設(常備)消防組織誕生
 -70年の歴史を経て自治体消防へ転換 ……… 1880年(明治13年)6月1日

備荒儲畜(びこうちょちく)法制定、国の指示による共助の被災者援助政策
……… 1880年(明治13年)6月15日

水利組合条例公布され水利土功会を発展的解消、水利と水害予防の2組合制となる
 ……… 1890年(明治23年)6月21日

明治13年10月台風、東京湾沿岸部を荒らしまわる-海軍観象台より海上暴風警報発信へ
……… 1880年(明治13年)10月3日~4日

初の船舶検査制度「小形旅客汽船取締心得書」制定、海難防止目指す
……… 1880年(明治13年)11月29日

東京気象台、天気図印刷配布開始-念願の暴風警報も発表へ ……… 1883年(明治16年)3月1日

東京気象台、1日3回の各地気象情報入手で全国の天気予報ようやく開始
……… 1884年(明治17年)6月1日

消防本署、消防水防規則制定、東京府内に消防組員6消防分署40組2000人、
水防組員5組150人が配置される
ー消防組は10年後、全国統一の消防組規則により活動
……… 1884年(明治17年)6月30日

明治17年8月、明治期最大の台風 ……… 1884年(明治17年)8月25日~26日

明治17年9月台風連続襲来 ……… 1884年(明治17年)9月15日~18日

明治18年淀川大洪水「枚方切れ」-淀川大治水工事へ
 ……… 1885年(明治18年)6月15日~19日、25日~7月3日

内務省地理局、わが国最初の台風報告書発表 ……… 1885年(明治18年)6月

明治18年7月石川県河北郡のサバ釣り漁船、突風で集団遭難 ……… 1885年(明治18年)7月26日

政府、赤十字条約に調印、博愛社は社名を日本赤十字社に改称し国際赤十字へ加盟
 ……… 1886年(明治19年)6月5日

ノルマントン号沈没「日本人乗客見殺し事件」-不平等条約改正への世論高まる
 ……… 1886年(明治19年)10月24日

新造の最新鋭巡洋艦畝傍行方不明、南シナ海で暴風雨に遭遇か-流行語になる
……… 1886年(明治19年)12月

警視庁、消防機関士等の居住を制限し災害時の初動態勢整備-増える消防用蒸気ポンプ
 ……… 1887年(明治20年)4月26日

気象台測候所条例公布-国、道府県、私立測候所混在でスタート
……… 1887年(明治20年)8月8日

警視庁、消防体制強化の一環で消防署間電話を初めて設置 ……… 1887年(明治20年)12月12日

明治22年8月台風、十津川大水害。被災家族の大半が北海道へ移住
………1889年(明治22年)8月18日~21日

明治22年9月台風、紀伊半島から中部地方縦断、愛知県下に集中被害
……… 1889年(明治22年)9月11日~12日

水利組合条例公布され水利土功会を発展的解消、水利と水害予防の2組合制となる
 ……… 1890年(明治23年)6月21日

トルコ軍艦エルトゥールル遭難、地元住民の献身的救助活動が日本・トルコ親善の契機に
……… 1890年(明治23年)9月16日

警視庁、警察署と消防署へ非常報知機設置し通信機能整備 ……… 1891年(明治24年)12月28日

灯浮標(挂灯浮標)第三海堡建設に応じて初めて東京湾に浮かぶ
……… 1892年(明治25年)9月29日

明治25年和歌山県勝浦港の漁船、強風のため集団遭難 ……… 1892(明治25年)12月28日

明治26年10月「Uターン台風」、有明海で漁船集団遭難
……… 1893年(明治26年)10月14日~16日

明治28年7月台風「黒島流れ」漁船集団遭難、旅客船沈没、列車転覆
……… 1895年(明治28年)7月24日~25日

野中至(到)夫妻、富士山頂で初の冬期観測開始 ……… 1895年(明治28年)10月1日

海難の責任を船員等に問う、海員懲戒法制定 ……… 1896年(明治29年)4月7日

河川法公布、森林法、砂防法と並ぶ治水三法の一つ最初の誕生、低水方式から高水方式へ
 ……… 1896年(明治29年)4月8日

明治29年梅雨前線豪雨「信濃川横田切れ、東日本大水害」足尾鉱毒土砂流れ稲に被害
 -田中正造反対運動の組織化に着手 ……… 1896年(明治29年)7月20日~23日

明治29年8月台風、愛知県下風水害 ……… 1896年(明治29年)8月30日~31日

明治29年9月秋雨前線+台風、淀川、木曽川、利根川水系氾らん、足尾鉱毒関東一円に拡大
 ……… 1896年(明治29年)9月3日~16日

砂防法公布、治水三法の要、砂防工事を規定 ……… 1897年(明治30年)3月30日

森林法公布、治水三法の一つ、江戸時代の諸国山川掟を継承強化し保安林制度創設
 ……… 1897年(明治30年)4月12日

明治31年9月台風、山梨県中心に中部、関東、北海道に被害
……… 1898年(明治31年)9月6日~8日

海難対策は船舶運航の安全と海員の身分保障にありと船員法公布、現在に至る近代的な法規誕生
 ……… 1899年(明治32年)3月8日

水難救護法公布、江戸時代の浦々高札を近代法に衣替え ……… 1899年(明治32年)3月29日

布引丸事件。フィリッピンへの武器密輸とアメリカ政府抗議、密輸で巨額の富を得た代議士は失脚
……… 1899年(明治32年)7月21日

明治32年8月台風。別子銅山山津波で潰滅、鉱毒水の流出で広範囲汚染も
……… 1899年(明治32年)8月28日

明治32年9月台風、福井県下で九頭竜川、日野川など氾濫……… 1899年(明治32年)9月6日~8日

明治32年10月台風。駿河湾、相模湾、東京湾各沿岸部、千葉県を直撃、箒川鉄橋で列車転落事故
  ……… 1899年(明治32年)10月4日~7日

練習船「月島丸」遭難沈没事故。駿河湾で暴風雨に遭遇、乗組員120人行方不明のまま
……… 1900年(明治33年)11月17日

明治35年釧路地方で放牧馬等大量死 ……… 1902年(明治35年)1月9日

八甲田山雪中行軍遭難事件。厳寒地でのロシアとの戦いを想定した雪中行軍研究による事故

……… 1902年(明治35年)1月23日~28日

・明治35年北海道天売島弁財泊湾内での避難漁船大量遭難事件「漁港修築請願書」に記される 
……… 1902年(明治35年)4月30日

明治35年北日本大冷害、明治凶作群はじまる ……… 1902年(明治35年)7月~9月

明治35年8月台風、九州、中国、中部地方、東京に大被害
……… 1902年(明治35年)8月7日~12日

明治35年9月「足尾台風」 ……… 1902年(明治35年)9月27日~29日

明治38年7月鹿児島県カツオ漁船ふたたび集団遭難 ……… 1905年(明治38年)7月17日

明治38年8月台風、北九州地方に大災害もたらす ……… 1905年(明治38年)8月8日

明治38年東北・北海道大冷害、凶作群ピークの年-気象長期予報の研究始まる
……… 1905年(明治38年)8月~9月

明治39年7月台風、東京市内洪水 ……… 1906年(明治39年)7月28日

明治39年10月台風、九州でサンゴ採取船など集団遭難
……… 1906年(明治39年)10月23日~24日

明治40年、二つの台風に刺激を受け、梅雨前線豪雨本州一帯を襲う
 ……… 1907年(明治40年)8月24日~28日

明治41年3月、東日本太平洋岸の突風・豪雪、特に北海道で被害ひどく
 ……… 1908年(明治41年)3月7日~8日

貨客船大新丸、台風に遭遇し座礁沈没 ……… 1908年(明治41年)11月5日

北海道根室海峡で暴風激浪に遭遇、漁船集団遭難 ……… 1908年(明治41年)12月15日~16日

明治42年8月台風、九州中部を席巻 ……… 1909年(明治42年)8月5日~6日

鎌倉七里ヶ浜沖ボート遭難事故-唄い継がれる「真白き富士の根」。
 美しい唄の裏に隠された警告を無視した定員超過の船出 ……… 1910年(明治43年)1月23日

明治43年1月北海道天塩沖、猛吹雪で漁船集団遭難,200人が犠牲に
……… 1910年(明治43年)1月30日

カナダ・ロジャース・パス(峠)雪崩で、除雪作業中日本人労働者32人が死亡
……… 1910年(明治43年)3月4日

明治43年山陰、房総暴風雪、鹿島灘で漁船集団遭難 ……… 1910年(明治43年)3月11日~12日

客船鐵嶺丸座礁沈没事故、濃霧中“定期船には連絡時間の重責あり”とし強行200余人犠牲
……… 1910年(明治43年)7月22日

明治43年関東大水害「庚戌(かのえいぬ)の大洪水」、停滞していた梅雨前線に台風が刺激
 ……… 1910年(明治43年)8月6日~15日

初の臨時治水調査会設置し、現在につながる第一次治水長期計画策定
……… 1910年(明治43年)10月15日

明治44年東日本風水害、焼津カツオ漁船集団遭難 ……… 1911年(明治44年)7月25日~26日

明治44年稗田山(ひえだやま)崩れ ……… 1911年(明治44年)8月8日

大正元年10月の台風 ……… 1912年(大正元年)10月1日~2日

国内初の飛行機墜落事故起きる、その直前に同行の飛行船が墜落事故
……… 1913年(大正2年)3月28日

大正2年北日本、低温多雨状態続き大凶作に ……… 1913年(大正2年)6月~8月

駿河湾汽船愛鷹丸、定員超過の上強風により横転沈没 ……… 1914年(大正3年)1月5日

大正3年8月台風、北陸東海風水害 ……… 1914年(大正3年)8月12日~15日

大正3年9月台風、漁船集団遭難 ……… 1914年(大正3年)9月12日~15日

阿波国協同汽船阪鶴丸座礁事故、厳寒の中約350人が犠牲に ……… 1916年(大正5年)12月24日

大正6年千葉県房総鴨川沖などで暴風により漁船集団遭難、陸地でも被害
……… 1917年(大正6年)1月18日

大正6年北海道後志(しりべし)沖で漁船集団遭難、働く男のほとんどを失う
……… 1917年(大正6年)1月24日

大正6年9月秋雨前線+台風、東京湾観測史上最高位の高潮と大阪淀川大洪水
 ……… 1917年(大正6年)9月29日~10月1日

大正7年北陸豪雪、世界最大級の雪崩災害起こし342人が犠牲に
……… 1918年(大正7年)1月5日~20日

大正7年9月台風、西日本風水害、香川県と日本海側各県に被害
……… 1918年(大正7年)9月13日~14日

初の近代的な建築法規、都市計画法、市街地建築物法公布 ……… 1919年(大正8年)4月5日

各都市に公設消防署設置規定を制定 ……… 1919年(大正8年)7月16日

海軍初の給油艦志自岐、暴風雨遭難沈没事故 ……… 1919年(大正8年)8月15日

警視庁消防部、携帯用消防電話を開発設置し、現場の消防隊から直接に応援出場要請可能に
 -消防無線に受け継がれた発想 ……… 1919年(大正8年)12月4日

阿波(徳島県)漁業団発動漁船、五島列島沖で暴風に遭い集団遭難と報道される。
 遠く故郷を離れた東シナ海で漁業という職務に殉じた700の魂魄
 ……… 1920年(大正9年)1月14日

大正9年9月末台風、神奈川県、茨城県に集中的被害
……… 1920年(大正9年)9月30日~10月1日

大正10年富山湾台風-測候所長自殺 ……… 1921年(大正10年)9月25日~26日

大正11年北陸本線列車親不知付近で雪崩遭難、線路除雪作業員が犠牲に
……… 1925年(大正14年)12月20日~23日

警視庁消防部、電話自動交換システム導入で世界初、火災通報専用番号採用、
但し誤接続発生
-119番採用へ ……… 1926年(大正15年)1月20日

大正15年北海道小樽及び室蘭沖で漁船集団遭難 ……… 1926年(大正15年)4月4日

大正15年京都府日本海沿岸地方沖で漁船集団遭難 ……… 1926年(大正15年)4月20日

蟹工船秩父丸、千島列島幌筵島(パラムシル)幌津岬沖で座礁 ……… 1926年(大正15年)4月26日

大正15年梅雨前線豪雨「北陸水害」 ……… 1926年(大正15年)7月29日

大正15年9月台風、東海地方に被害 ……… 1926年(大正15年)9月3日~4日

大正15年9月「奄美大島台風」 ……… 1926年(大正15年)9月16日

大正15年山陽線特急列車、豪雨で築堤崩壊され脱線転覆、車体の鋼製化、機関車の大型化早まる
 ……… 1926年(大正15年)9月23日

昭和2年日本海側豪雪、「この下に村あり」 ……… 1927年(昭和2年)1月18日~2月中旬

昭和2年2月豪雪、雪崩の被害多く、観測史上最深積雪を記録 ……… 1927年(昭和2年)2月

昭和2年9月台風、有明海沿岸に高潮襲う ……… 1927年(昭和2年)9月11日~14日

東京で消防緊急通報ナンバー“119番”誕生、横浜市でも同年に誕生
……… 1927年(昭和2年)10月1日

昭和3年北海道寿都沖で暴風雪のため漁船集団遭難、青森県蟹田町の漁船か
……… 1928年(昭和3年)1月11日

昭和3年九州北部豪雨、筑後川の洪水、捷水路開削促進のきっかけに
……… 1928年(昭和3年)6月28日

生活保護法の前身、救護法公布 ……… 1929年(昭和4年)4月2日

日本放送協会、漁業気象放送開始、その日漁船遭難の記事が新聞に
……… 1928年(昭和3年)11月5日

昭和5年樺太(からふと)でニシン漁船集団遭難、背景には年々減少する漁獲高
……… 1930年(昭和5年)5月2日

昭和5年九州、中国地方風害、田辺平学初の建築物被害実態調査を行い耐風構造について提案
……… 1930年(昭和5年)7月17日~18日

昭和6年定期旅客機濃霧に巻かれ初の死亡事故 ……… 1931(昭和6年)6月22日

昭和6年北海道・東北大冷害-飢餓人口45万人 ……… 1931年(昭和6年)6月~8月

飛行艇白鳩号。吹雪に巻き込まれ墜落事故-初の事故調査委員会発足
……… 1932年(昭和7年)2月27日

日本赤十字社大阪支部、国内初救急自動車運用による国際的な救急搬送システム実施
 ……… 1932年(昭和7年)3月1日

富士山頂で通年観測始まる、VHF通信も実用化 ……… 1932年(昭和7年)7月1日

東京市連合防護団が結団され防空消防の時代へ ……… 1932年(昭和7年)9月1日

昭和7年小笠原諸島付近で2漁船遭難 ……… 1932年(昭和7年)10月8日

昭和7年ノベンバーストーム「七五三台風」 ……… 1932年(昭和7年)11月14日~15日

駆逐艦早蕨(さわらび)転覆沈没事故 ……… 1932年(昭和7年)12月5日

神奈川県警察部、横浜市に消防機関初の救急自動車配置 ……… 1933年(昭和8年)3月13日

船舶安全法公布、従来の関係法令を整理統合し国際条約に準じ規定
……… 1933年(昭和8年)3月15日

神田消防署後援会、警視庁消防部へ救助車、救助用具一式を寄贈-専任救助隊設置へ
 ……… 1933年(昭和8年)6月10日

昭和8年9月「八重山台風」 ……… 1933年(昭和8年)9月17日~21日

昭和8年10月「屋島丸台風」-定期旅客船沈没、それで名を残した台風
 ……… 1933年(昭和8年)10月20日

水雷艇友鶴、過重装備のため転覆 ……… 1934年(昭和9年)3月12日

昭和9年北陸豪雨 ……… 1934年(昭和9年)7月10日~12日

昭和9年東北・北海道冷害、昭和凶作群最大の冷害-水稲冷害防止対策の研究始まる
 ……… 1934年(昭和9年)7月中旬~9月中旬

昭和9年室戸台風、歷史に残る昭和三大台風の雄 ……… 1934年(昭和9年)9月20日~21日

昭和10年西日本梅雨前線豪雨-各地で抜本的な治水工事始まる
……… 1935年(昭和10年)6月27日~30日

定期客船みどり丸衝突沈没事件 ……… 1935年(昭和10年)7月3日

気象情報をきめ細かくわかりやすいものに改正 ……… 1935年(昭和10年)7月15日

昭和10年東北地方北西部豪雨水害 ……… 1935年(昭和10年)8月21日~25日

昭和10年9月迷走台風+秋雨前線 ……… 1935年(昭和10年)9月21日~26日

第四艦隊事件(軍艦の激浪切断事件)-各艦艇の強度を徹底補強
……… 1935年(昭和10年)9月26日

警視庁消防部、民間の寄付を得てようやく救急業務開始、救急要請電話番号も119番、
 交通事故、工場災害の急増に対応 ……… 1936年(昭和11年)1月20日

昭和11年豪雪、2.26事件を彩った雪 ……… 1936年(昭和11年)1月末~2月末

飛行艇白鳩号、吹雪に巻き込まれ墜落事故-初の事故調査委員会発足
……… 1932年(昭和7年)2月27日

昭和12年樺太西河岸で突風のためニシン漁船、集団遭難 ……… 1937年(昭和12年)4月22日

昭和12年9月台風、兵庫県に被害集中 ……… 1937年(昭和12年)9月9日~13日

群馬県嬬恋(つまごい)村小串硫黄鉱山、山腹土砂崩壊事故 ……… 1937年(昭和12年)11月11日

昭和13年新潟県十日町地方雪崩災害、旬街座の悲劇 ……… 1938年(昭和13年)1月1日~14日

昭和13年山静南関東大水害、阪神大水害まで続く梅雨前線豪雨
……… 1938年(昭和13年6月27日~30日

・昭和13年阪神大水害、近代都市型水害のはじめ-市街地建築物法施行令改正され崖下の建築物規制
 ……… 1938年(昭和13年)7月3日~5日

昭和13年8月台風、東日本風水害、埼玉、栃木両県など首都圏直撃
 ……… 1938年(昭和13年)8月31日~9月2日

昭和13年9月台風、西日本風水害、被害は徳島県に集中
……… 1938年(昭和13年)9月5日~7日

昭和13年10月台風「低気圧番号11」南九州各地で山津波
……… 1938年(昭和13年)10月14日~15日

昭和13年黒部渓谷志合谷泡(ほう)雪崩、戦時体制下無謀な越冬作業中に起きた惨劇
 ……… 1938年(昭和13年)12月27日

警防団発足、防護団、消防組と統一した住民による自衛防空・防火組織。滅私奉公の教えの下、
 住民を戦争に協力するよう指導、劣悪な装備で空襲に立ち向かい殉職者多数出す
 ……… 1939年(昭和14年)1月24日

昭和14年西日本大干ばつ-水稲の直播栽培始まる ……… 1939年(昭和14年)6月下旬~9月

昭和14年10月台風「低気圧番号12」+秋雨前線、九州南東部と四国南部に被害
 ……… 1939年(昭和14年)10月15日~17日

昭和15年北陸地方豪雪-被災状況を受け建物に対する積雪荷重の研究進む
……… 1940年(昭和15年)1月~3月

北海道幌内ダム決壊事故 ……… 1941年(昭和16年)6月7日

昭和16年梅雨前線豪雨 ……… 1941年(昭和16年)6月中旬~下旬

昭和16年東日本豪雨 ……… 1941年(昭和16年)7月19日~25日

昭和16年台風第25号、列車河中転落事故 ……… 1941年(昭和16年)9月30日~10月2日

気象研究所の前身、中央気象台研究課発足 ……… 1942年(昭和17年)1月6日

報道管制下の昭和17年台風第16号「周防灘台風」、200年来の高潮発生
 ……… 1942年(昭和17年)8月27日~28日

昭和18年梅雨前線+台風第12号 ……… 1943年(昭和18年)7月22日~25日

昭和18年台風第26号+秋雨前線、戦争遂行政策が被害を拡大
 ……… 1943年(昭和18年)9月18日~21日

昭和19年東北地方太平洋沿岸豪雪 ……… 1944年(昭和19年)3月10日~13日

昭和19年梅雨前線豪雨 ……… 1944年(昭和19年)7月19日~22日

昭和19年10月台風「低気圧番号4」+秋雨前線 ……… 1944年(昭和19年)10月4日~8日

連絡船近海丸、定員の4倍乗せ激浪のため転覆沈没、これも戦争の犠牲
……… 1944年(昭和19年)12月24日

W型戦時標準船第五青函丸沈没事故、軍部の横やりで船体脆弱化
……… 1945年(昭和20年)3月6日

青森県赤石村大然(おおじかり)集落に空前の雪泥流洪水
……… 1945年(昭和20年)3月22日~23日

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