病院全体耐震化率80.0%目標、今年度中に達成見込み
厚生労働省は先ごろ、全国の病院を対象とした「耐震改修状況調査」の結果を公表した。2022年9月1日時点での病院の耐震化率は前年比0.8ポイント増の79.5%、このうち災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率は同0.8ポイント増の95.4%。災害拠点病院と救命救急センターで耐震性能が不足している病院は4.6%で、その内訳は「一部の建物に耐震性がある」35病院(4.5%)、「建物の耐震性が不明」(建築基準法改正前の建物で耐震診断未実施)1病院(0.1%)だった。
「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」(2018年閣議決定)で病院全体の耐震化率を2020年度までに80.0%とする目標が定められていたが、22年度においても未達。厚生労働省は今年度中に目標達成となる見込みだという。
〈2023. 11. 24. by Bosai Plus〉