自然災害などで被災した鉄道施設の早期復旧を支援

 近年、激甚化・頻発化する自然災害により多くの鉄道路線が被災し、被災時の支援活動の強化や復旧の早期化が急務となっている。これを踏まえ、鉄道・運輸機構(JRTT)は、被災時に鉄道・運輸機構の職員で構成する「鉄道災害調査隊」をこのほど発足させた。
 新幹線などの鉄道建設で培った技術⼒、「鉄道ホームドクター制度」や「災害復旧工事の受託」を通じて災害復旧支援を行ってきたノウハウを活⽤する。

P5 4 路盤流出での被害状況の調査(JRTT資料より) - JRTTが「鉄道災害調査隊」を創設
路盤流出での被害状況の調査(JRTT資料より)

 「鉄道災害調査隊」は、豪雨、台風、地震、津波などの自然災害により鉄道施設等への被害が生じ、鉄道事業者等が鉄道・運輸機構の支援を必要とする場合に、国土交通省からの派遣要請に基づいていち早く被災現場に出向いて、被災現場の全体像の把握、個別施設ごとの被害状況の調査、本格復旧に向けた技術的助言等の支援を行う。

 その最初の派遣として、鉄道・運輸機構は去る9月22日、2023年台風第13号で被災した小湊鉄道小湊鉄道線の早期復旧の支援に向け鉄道災害調査隊の派遣を行っている。

JRTT:「鉄道災害調査隊」の創設

〈2023. 10. 01. by Bosai Plus

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