関西大学社会安全学部など国際的なキャンペーンを開始

 関西大学社会安全学部では、「回避可能な死のネットワーク(Avoidable Deaths Network」(以下、ADN))およびイギリスのレスター大学との共催で、「回避可能な死の国際啓発デー」立ち上げイベントを、去る3月13日に大阪府泉大津市(テクスピア大阪)で開催した。同イベントは、「3月12日」を「回避可能な死の国際啓発デー」として、「防げたはずの死の減少方策を考える機会を提供」しようという趣旨で、ADN(関西大学社会安全学部・城下英行准教授が共同代表)が主催した。

P3 4 「回避可能な死の国際啓発デー」(2023年3月13日実施済み)のチラシ - 3月12日は<br>「回避可能な死の国際啓発デー」
「回避可能な死の国際啓発デー」(2023年3月13日実施済み)のチラシ

 開催地の泉大津市は、南海トラフ巨大地震津波による犠牲者が、避難意識が低い場合には約2000人と想定されるいっぽう、避難意識が高い場合は誰一人犠牲にならないと想定されている。この2000人という犠牲者は、まさに「回避可能な死」であり、その数を減少するための同市の取組みに学ぶべく、立ち上げイベントの開催地とした。

 立ち上げイベントではさまざまな回避可能な死を減少させるための各国の取組みを紹介。泉大津市立浜小学校の児童らも、津波による回避可能な死を減少させるための防災学習の取組みについて報告した。

関西大学:「回避可能な死の国際啓発デー」を開催

〈2023. 04. 14. by Bosai Plus

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