コロナ禍を乗り越え 積極姿勢 リアル展示会への期待 高まる
危機管理産業展(RISCON)が雨天・低温克服、
2023年6月には大規模展示イベントも
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●危機管理産業展(RISCON 2022) リポート 本紙特約リポーター:関町佳寛
リアル展示会への積極姿勢と期待戻る
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危機管理をテーマにした総合トレードショー「危機管理産業展 2022(RISCON TOKYO 2022/SEECAT‘22)」が、10月5日から7日の3日間、東京ビッグサイト西1・2ホールで開催された(主催:株式会社東京ビッグサイト、特別協力:東京都/本紙9月16日付けで予告記事を掲載)。
同展は危機管理分野を横断的に網羅した国内唯一・最大級の「危機管理総合トレードショー」として2005年から毎年開催、今回が18回目で、国・地方自治体、重要インフラや商業施設、学校・病院、製造業など、多様な業界・業態の垣根を超えて、質の高い危機管理情報の交流・交換・商談の場となっている。
今回はコロナ禍収束への兆しが窺われるなかでの“リアル展示会”への積極姿勢を示す展示イベントとして、期待は大きいものがあった。国・自治体、一般企業、インフラ、医療・福祉、教育機関、コミュニティなど300社450小間の規模での開催で、自然災害に備える防災・減災分野、あらゆるリスクを考えるBCP/事業リスク対策分野、犯罪 事故から守るセキュリティ分野と、主要3分野を横断的に提案された危機管理DXサイバー対策ソリューション、危機管理ドローンソリューション、感染対策TECHが併催された。
会期3日間はあいにくの雨天で後半2日間は記録的な低温にも見舞われたが、来場者数は3日間で1万4287名(前回は1万1905名)で、昨年を上回った。
会場内に実演スペースが設置されXR(クロスリアリティ/またはエクステンデッドリアリティ)を活用した事故・災害対応訓練、避難所向け組み立て式段ボールトイレ、ベッドなど来場者参加型のデモが実施された。
いっぽう、危機管理の専門家による3つのスペシャルカンファレンスと51のセミナーが3日間にわたって展開され、ウクライナ問題での各国の対立下での危機管理からコロナ後の世界情報といったグローバルな視点から、危機管理・防災の個別課題まで、来場者はそれぞれの関心分野で知見を深めた。
なお、次回は2023年10月11日~13日、東京ビッグサイト西ホールで開催予定。
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●『東京国際消防防災展 2023 (FIRE-SAFETY TOKYO)』
2023年 6月15日~18日 開催
5年に一度の消防防災に関する国内最大級の展示会
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「東京国際消防防災展2023(FIRE-SAFETY TOKYO)」が2023年6月15日~18日の4日間、東京ビッグサイトで開催される。主催は東京消防庁、株式会社東京ビッグサイト、東京国際消防防災展2023実行委員会で、公式HPをオープン、出展者募集を開始している(オンライン出展申込みのみの受付)。
「東京国際消防防災展2023(FIRE-SAFETY TOKYO)」は5年に一度の大規模イベントで、過去の災害を教訓とした各種災害リスクを周知し、都民の防火防災意識、防災行動力を向上させ、住民・企業・行政による3者相互の連携強化、関連技術・産業の振興促進を目的とする。消防職員・団員など消防防災関係者から、民間企業の防災関連担当者、自主防災、エンドユーザーまで、多数の防災高関心層の来場が期待されている。
同展の前身は1982年に開催された「東京消防防災展」で、第5回の1994年から東京消防庁との共催となり、その後4〜5年ごとに開催、2023年は通算11回目となる。
ちなみに前回2018年実績は、5月31日~6月3日の4日間開催で同展自体の来場者数7万3222名(内海外28カ国・地域736名)だったが、これに合わせて「アジア消防長協会」(IFCAA:International Fire Chiefs’ Association of Asia=イフカ。2年ごとに開催)総会と日本全国の消防本部が集まる「全国消防長会」総会も開催され、さらに「2018防災産業展 in 東京」(主催:日刊工業新聞)が同時期・同会場で開催、両会場間の相互入場も可能となったことから、セミナー・啓発イベントも含めて、防災関連展示会としては異例の規模となり、来場者は合計延べ17万9428人にのぼった。
東京国際消防防災展 2023 (FIRE-SAFETY TOKYO)
〈2022. 10. 15. by Bosai Plus〉