日本郵便株式会社(東京都千代田区)と寺田倉庫株式会社(東京都品川区)は、両社のコアビジネスを生かした防災支援サービスとして、防災向け宅配型トランクルーム「防災ゆうストレージ」を共同企画、2月1日から申込み受付けを開始する。
同サービスは、災害に備え、「長期の避難生活に必要となる日用品」や「思い出の品などのなくしたくない大切なもの」を、専用ボックスで預かり、居住地域とは異なる都道府県の硬質地盤な土地で寺田倉庫が管理する耐震基準を満たした倉庫で保管するサービス。もしものときには、インターネット上での取り出し手続きにより、避難先など、希望の場所にゆうパックで届ける。専用ボックスはポリプロピレン製で、避難先でテーブルや椅子などとしても利用可能。
また、片田敏孝・東京大学大学院情報学環特任教授、栗田暢之・特定非営利活動法人レスキューストックヤード代表理事の監修の下、作成した「保管品チェックリスト(例)」を確認しながら、自身や家族にとって預けておくとよいものを検討できる。
専用ボックスには小と大の2サイズが用意され、小の初期費用は5280円、保管料は月額275円(年額3300円)、取り出し料金および再入庫料金は各1540円。大は順に7810円、月額480円(年額5760円)、2200円。荷物の補償上限は1万円/ボックス。
「保管品チェックリスト(例)」(抜粋)では、「じぶん用」として、携帯電話充電器、サイズの合った着替え、予備の眼鏡やコンタクトレンズ、常備薬や使用済みのお薬手帳、歯ブラシなど。また、「女性向けの日用品」、「高齢者や子ども、アレルギーがある人向けの食料品など」、ほかに、アルバム、母子手帳、子どもの作った作品、レコード、書籍、フィギュアなどがあげられている。
〈2022. 02. 08. by Bosai Plus〉