《本紙特約リポーター:片岡 幸壱》
「第4回 あまおだ防災フェス」(主催=兵庫県立尼崎小田高等学校、福田秀志教諭)が去る11月27日、尼崎市立小田南生涯学習プラザ(兵庫県尼崎市)で開催され、生徒、学生、一般などを含む約100人が参加した。
同イベントは兵庫県立尼崎小田高等学校が地域防災活動の「HUB」(活動の中心)となり、地域住民とともに防災・減災について考える時間を共有し、地域防災力向上をめざすことを趣旨として開催された。
■様々な出し物で楽しく防災・減災を学ぶ
「防災フェス」では、ソーラークッカー、救急体験(兵庫県立尼崎小田高等学校)、脱出ゲーム、防災食、災害伝言ダイヤル体験、防災リュック(兵庫県立大学)、販売募金活動(神戸市立神港橘高等学校)、HUG(避難所運営ゲーム/関西国際大学)、防災非常食パネル・動画(神戸学院大学 防災女子)、防災グッズ作りワークショップ(117KOBEぼうさい委員会)などの出し物が展開された。
兵庫県立尼崎小田高等学校 バトントワリング部・アコースティックギター部、Bloom Worksなどによるライブステージも行われた。
■地域のつながりの重要性
「防災フェス」では、幅広い世代が楽しく防災・減災を学ぶイベントに参加することで自然に防災知識が得られる。参加した渡邊 百笑さん(兵庫県立尼崎小田高等学校3年)は「今回はボランティアを中心に後輩と関わり、先輩たちがいろいろな経験を話すことで有意義な時間をつくれた。来年もOGとして参加したいと思います」と感想を述べた。
平時から高校生が地域住民同士のつながりを持つことで「災害時、いざという時に助け合える関係づくり」ができる。
※掲載写真については、主催者の福田秀志教諭に掲載了承を頂いています(片岡 幸壱、編集部)
▽本紙特約リポーター:片岡 幸壱
神戸市在住。中学2年のとき阪神・淡路大震災に遭遇、自宅は全壊したが家族は全員無事避難。学生時代より取り組んでいる防災を仕事と両立しながら、ライフワークとして、ユニバーサルデザイン(UD)などのイベント・ボランティア参加を続けている。聴覚障がいを持つ防災士としても活躍中。
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