デジタル化・DX推進、情報発信技術の進化と深化に注目
次回「危機管理産業展2022」は2022年10月5日~7日、
東京ビッグサイト・西1~2ホールで開催予定
「危機管理産業展 2021(RISCON TOKYO 2021/SEECAT‘21」(主催:株式会社東京ビッグサイト、特別協力 : 東京都)が10月20日〜22日の3日間、青海展示棟(東京ビッグサイト/東京都江東区)で開催された(併催:「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’20」)。
今回は216社331小間(危機管理産業展のみ、共同出展含む、10月20日現在)規模での開催で、緊急企画展として「感染症対策TECH」、緊急特別テーマとして「危機管理におけるデジタル化・DX推進」、特別併催企画「気象災害・リスク対策サミット」、「緊急時ライフライン確保」、「PPE・労働安全フェア」、「サイバーセキュリティワールド」を催行した。
同展は危機管理分野を横断的に網羅した国内唯一・最大級の「危機管理総合トレードショー」として2005年から毎年開催、今回が17回目で、この分野では抜群の知名度を誇る。国・地方自治体、重要インフラや商業施設、学校・病院、製造業など、多様な業界・業態の垣根を超えて、質の高い危機管理情報の交流・交換・商談の場となっている。
同運営事務局による今回の入場者速報では、3日間の延べ来場者数は1万1905名(来場登録数。会期中1回のカウントとし、再入場は含まない)で、新型コロナ感染症への厳密な対応指針のもとで開催された昨年実績1万609名からは増加となった。
展示は、最新の感染症対策技術・製品を一堂に集めたほか、加速化する高齢化社会、人口減少などを背景に、行政・自治体デジタル化・DX推進に着目。防災・減災、セキュリティ分野の新サービス提案に加えて、危機管理分野に特化した「デジタル化・DX推進」への提案や課題を解決するための情報発信の場とした。
また、近年激甚化する気象災害対策に加え、気象データを活用したリスク対策を網羅。
災害発生時における的確な情報発信とライフライン確保のための製品・サービスも集結した。
いっぽう、危機管理の専門家によるセミナーも40近くのセッションを3日間にわたって展開、米中対立下での危機管理からコロナ後の世界情報といったグローバルな視点から、危機管理・防災の個別課題まで、来場者はそれぞれの関心分野で知見を深めた。
なお、次回「危機管理産業展2022」は2022年10月5日(水)~7日(金)に、東京ビッグサイト・西1~2ホールで開催予定。
危機管理産業展 2021
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防災安全協会 新制定の「防災防疫大賞 2021」
危機管理産業展2021で、最優秀賞発表と表彰式
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一般社団法人防災安全協会は、創立10周年記念事業の一環として、日本で初の「防災防疫大賞©2021」を制定し、全国74社より140品目の防災製品のエントリーを受けた(同協会は「防災製品大賞」も制定・展開)。
その最終審査委員会(審査員長:青山佾・元東京都副都知事 ほか5名)で審査の結果、①防災製品、②防疫製品、③非常用電源、④復興支援、⑤新製品開発・セット、⑥先端技術・通信の6部門について、優秀賞と特別賞を決定し、10月21日、危機管理産業展会場で最優秀賞の発表と表彰式を行った。
受賞製品・メーカーは――①防災製品部門・優秀賞:水害救助用レスキューボード「DEIB-310」 アキレス株式会社ほか3製品・社、防災製品部門奨励賞:eウォッシュベッド東明工業株式会社ほか3製品・社、②防疫製品部門・優秀賞:ナフィアスN95マスク 株式会社理学ほか3製品・社、③非常用電源部門・優秀賞:ポータブル電源BN-RB10-C 株式会社JVCケンウッドほか3製品・社、④復興支援部門・優秀賞:BENKING 株式会社C-SOSほか3製品・社、⑤新製品開発・セット部門・優秀賞:防水シャッター 防火・防煙タイプ 三和シヤッター工業株式会社ほか4製品・社、⑥先端技術・情報通信部門・優秀賞:Dr.BC・プッシュ イッツ・コミュニケーションズ株式会社ほか3製品・社、また特別賞として、エネファーム パナソニック株式会社エレクトリックワークス社ほか7製品・社。
〈2021. 11. 01. by Bosai Plus〉