子どもの命を守る!「訪問保育者向け防災マニュアル」を発売
災害新時代の危機管理――日本ホームチャイルドケア協会が、
ベビーシッターの災害対応力向上をめざす
訪問保育の勉強会・交流会、ベビーシッターなど訪問保育に関わるコミュニティ運営、情報発信、調査研究を事業とする特定非営利活動法人日本ホームチャイルドケア協会(東京都渋谷区)は、近年毎年、全国各地で豪雨や台風、地震などの甚大な自然災害が起きていることから、いざというときに訪問保育者が災害対応について判断・行動できる「訪問保育者向け防災マニュアル」をこのほど発売開始した(2021年9月28日より)。
同協会は、「ホームチャイルドケア(家庭的な環境で育児をサポートする人の総称:ベビーシッター、チャイルドマインダー、ファミリーサポートなど)を利用したい人が、利用したいときに安心して利用できる社会をめざす」ことを事業理念としている。
「訪問保育者向け防災マニュアル」は、訪問保育の危機管理に特化した内容で、これまでの危機管理からさらに一歩進んだ防災意識と知識の必要性に応え、いざというときに子どもの命を守るための判断・行動に資する防災マニュアルをめざしたという。
▼「訪問保育者向け防災マニュアル」の3つの特徴
・現役ベビーシッターと保育士、気象予報士、防災士が作成
・好きな場所で学べるオンライン研修
・すぐ活用できるチェックリスト付き防災ハンドブック、監査に備える業務マニュアル、研修動画の3点セット
▼訪問保育者向け防災マニュアルの使い方・利用シーン
・オンライン研修動画で学び、日々の振り返りで防災ハンドブックを活用
・付属の業務マニュアルのテンプレートを活用してベビーシッターの開業準備
・チェックリストと防災カードはコピーして日々の保育で活用
・防災カードはベビーシッターと保護者で共有
訪問保育を行うベビーシッターは保育園などの施設と異なり、防災の備えや避難訓練の実施がむずかしい。突然の災害に不慣れな土地で、目の前の子どもを守るにはどうしたらいいのかという声に応えるこのマニュアル、価格は11000円(税込)。入手は下記まで。
日本ホームチャイルドケア協会:「訪問保育者向け防災マニュアル」
〈2021. 10. 02. by Bosai Plus〉