聖心女子大学の「気候変動」展〜第2弾
「女性と社会的弱者にとっての気候変動」
聖心女子大学グローバル共生研究所の2年にわたるアプローチ展示 第1弾は「ファッション×気候変動」だった――
聖心女子大学グローバル共生研究所(東京都渋谷区)は、地球規模課題である気候変動を展示テーマに、2年間(2019年4月から2021年3月まで)・4回に分けて異なるトピックに焦点を当て、多角的にアプローチしている。本年4月から8月にかけて行われた第1弾「ファッション×気候変動」では、Tシャツなどの身近なファッションが、いかにして気候変動と関わっているかを紹介した。
このほどスタートした第2弾(2019年9月5日〜2020年4月28日)は、「女性と社会的弱者にとっての気候変動」がテーマとなっている。気候変動によって途上国の女性や子どもはどのような影響を受けているのか、さらにキリバスやネパールという国ぐにで暮らす社会的弱者と呼ばれる人びとになにが起きているのかを明らかにしようというもの。
同企画展は各トピックに焦点を当てた展示と、トピックをより深く理解するためのワークショップ(入場・参加無料。会場:聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ)を実施している。11月9日までは、海面上昇による国土の水没が危惧されるツバルに関する展示を行い、10月26日にはギャラリートークを実施する。
なお、特別展示として、企画展示に関連した展示を各団体が開催する(特別展示室)。
・9月5日~11月9日:「沈みゆく声(Sinking Voice from Tuvalu)展」(NPO法人ツバル オーバー ビュー)
気候変動の影響をもっとも受けている国のひとつ、ツバル。美しい南太平洋の大自然の中でたくましく生きるツバルの人びとの写真、島の美しささと気候変動の影響の深刻さを映す映像などツバルの今を伝える。
・10月26日:ギャラリートーク 遠藤秀一氏(ツバル オーバービュー代表理事)
同大では、2年間にわたる特集が、気候変動という「どこか遠い世界で起きていること」を少しでも身近なチャレンジとして捉え、その解決に向けたアクションを起こす契機となることをめざしている。
>>聖心女子大学:「女性と社会的弱者にとっての気候変動」
〈2019. 09. 20. by Bosai Plus〉