”同志”へ、防災・減災に向けて さらなる団結を呼びかけ
特定非営利活動法人日本防災士会(以下、「防災士会」)の令和元年度(2019年度)通常総会が去る6月22日、東京都千代田区の星陵会館ホールで開催された。 全国各地から会員200名余が参集、2018年度事業経過報告、同収支決算報告などを承認、2019度事業計画、役員選任などを決定した。
冒頭、浦野修会長が開会の挨拶に立ち、「昨年度スタートした防災士会の地区防災計画策定への働きかけや、女性視点の防災の推進が本格化していること、乳児用液体ミルクの普及推進プロジェクトが大きな成果(認可・製造・販売)に結実したこと、本年5月に募集を始めた小学生から高校生までを対象とする『全国子ども防災作文コンクール』(本紙P.別項参照)に防災士会が協力することに大きな可能性が見い出していること」など、直近の本部の活動動向を説明、また有識者の「防災省創設の必要」論にも触れて、わが国の防災・減災に向けた防災士のさらなる団結を呼びかけた。
総会では第2部として「地区防災計画の取組み」発表があり、富山県支部の佐伯邦夫氏、埼玉県支部の伊佐山勉氏から、それぞれの地区防災計画策定に至る背景や課題、解決への工夫などが報告され、その成果に会場の防災士から大きな拍手が送られていた。
〈2019. 07. 04. by Bosai Plus〉